代無し童話篇

第一訓 奇妙な本には
ご注意を

温め続けた捏造長編が
なし崩しに今始まります

第ニ訓 魅力的なモノには
リスクがつきもの

たとえようの無い状況
に四人が束の間 驚いて


第三訓 残りモノには福
っていうけど、誰も
取らないから残りモノに
なっただけじゃね?



物語が一人の男の登場で
移ろい始める、急速に

第四訓 中の人なんか
いない いないったらいない

異様な展開に驚く彼らへ
力となるのは、やはり…

第五訓 をかしくも
あやしきところなりけり

どうにか万事屋に帰還
だが 特に変わり無し?

第六訓 横道に逸れるのも
意外と大事

景色もガラリと変わって
慌てふためくヒマも無く


第七訓 文書いていると
一度はやりたいよね
こういう仕掛け



絵空事のような世界に
ルールは無いのだろうか

第八訓 正しい道を
選べても幸せとは限らない

何度でも苦しみながら
らちの明かない道を行く

第九訓 目に見える
モノだけが全てではない

悪意ある呪いに襲われ
やがて最期を迎えるも…

第十訓 言いたい事は
言えるウチに

禍々しい流れを断ち切
り、脱出なるか!?

第十一訓 待ち焦がれて
いたのは終わりか救いか

沢山の想いを受け入れ
いとしき彼女は眠りへと


戻る