「答えは最初から、そこにあったのに」
惜しくもあと一歩が届かなくて
銀時たちは、勝つことができませんでした
「はーいそれじゃ罰ゲーム、いってみよ〜!」
砂の下に身体をすっかり埋められ
まるで さらし首になったかのように
並んでいる四人の頭を囲んで
「罰ゲーム!罰ゲーム!」
「負けちゃったなら仕方ないよね?ねぇ!
誰から先にやるの?」
7人の子供たちが楽しそうに言い合います
ジャンケンで順番を決める無邪気な様子を
埋まったまま眺めながら、が呟きました
「これは拷問だろうか?」
「いいえ、公開処刑です」
戦々恐々と彼らが冷や汗を流すけれど
無情にもジャンケンは終わってしまい
「ちぇー負けちゃった」
「うふふ、ではまず私からですね」
「おーし行け〜そよちゃん!」
どす黒い何かがこびりついた木の棒を
装備して、目隠しをしたそよ姫が
じわりじわりと生首へと近づいてきます