「答えは最初から、そこにあったのに」





惜しくもあと一歩が届かなくて


銀時たちは、勝つことができませんでした





「はーいそれじゃ罰ゲーム、いってみよ〜!」







砂の下に身体をすっかり埋められ


まるで さらし首になったかのように
並んでいる四人の頭を囲んで





「罰ゲーム!罰ゲーム!」


負けちゃったなら仕方ないよね?ねぇ!
誰から先にやるの?」


7人の子供たちが楽しそうに言い合います





ジャンケンで順番を決める無邪気な様子を


埋まったまま眺めながら、が呟きました





「これは拷問だろうか?」


「いいえ、公開処刑です」





戦々恐々と彼らが冷や汗を流すけれど


無情にもジャンケンは終わってしまい





「ちぇー負けちゃった」


「うふふ、ではまず私からですね」


「おーし行け〜そよちゃん!」





どす黒い何かがこびりついた木の棒を
装備して、目隠しをしたそよ姫が


じわりじわりと生首へと近づいてきます





「そよちゃーん、こういのは夏に
スイカでやろうよ〜ねっ?」


「ダメだぜ女王これ罰ゲームなんだから」


「時系列無視してるネタといい、人の頭を
殴る描写といいまたPTAから苦情くんぞ!」



「もうちょっと穏便な罰ゲームにしません?
遊びなら何度でも付き合うから、ねっ!?


「恨むなら…自らの不運を恨め」


「「テメェ後で覚えてろよ!」」


銀時と神楽が子供の一人をギロリと睨んで





目と鼻の先まで迫っていたそよ姫が動きました





「ベギラマぁぁぁぁ!」







力の加減も何もない打撃が頭に加えられ





「がっ…!」


鮮やかな鮮血が、辺りにしぶきました





「お〜かなりイイ感じ!」


次は僕!僕にやらして!!」





順繰りに子供たちは棒を握り


嬉々として何度も何度も、四人の頭を
笑いながら打ち据えます





何度も何度も 何度も何度も何度も


何度も何度も何度も何度も何度も何度も





何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も…








きっと間もなく、頭の潰れた無残な四つの死体は


彼らのいるべき所へ戻ってゆくでしょう





【ED 餓鬼の宴の末路】