アマンダ「チコォ〜!
全く、ホントに何処行ったのよあの子は・・・」


桂「そこのご婦人。」


アマンダ「え?あたしのこと?」


桂「ああ、誰かを探していたようだが・・・」


アマンダ「弟のチコよ。
お店手伝ってって頼んだのに何処いったんだか・・・」


桂「そういう事ならここで会ったも何かの縁だ
俺達も手伝おう。な、エリザベス。」


エリザベス『弟の行きそうな場所に心当たりは?』


アマンダ「一通りは当たったわ 訓練ベースにキルハウス
居住ベースも探したんだけど・・・」


桂「そうか・・・しかし探し残しがあるやもしれん
もう一度手分けして」


銀時「はーいちょっと待ちやがれ〜
何しれっと参加してんのヅラ!?


「ヅラじゃない桂だ。」


アマンダ「あら、知り合い?」


桂「こやつは俺と攘夷を成す同志だ。」


銀時「勝手に決めてんじゃねーよ、つーか
そもそも何でオメェがここにいんだぁ!」


桂「何だ知らんのか銀時?
俺も今回の長編に参加させてもらうのだぞ。」


新八「桂さんが?」


銀時「はぁ?無理無理、どういうアレで
オメェがここに参加する流れになるわけ?」


カズ「ホントに知らないんだな・・・

言っておくが今回の長編、桂には
諜報班に参加してもらう手筈になっているからな。」


銀時「ちょ・・・マジでか!?


エリザベス『頑張ろうね、桂さん』


「ああ、俺達の力を他国の者に見せてやろうぞ!」


アマンダ「そう、まぁ頑張ってね。
あたしは多分終盤まで出番ないだろうから。」





シュボッ(タバコの火をつける)





神楽「アレ?アマンダもタバコ吸うアルか?」


アマンダ「ええ、常に付けてないと不安でね・・・」


銀時「吸ってる奴ぁ大概そー言うけどな
口寂しくて落ち着かねーならパイポ吸ったらどうだ」


アマンダ「生憎と理由があるのよ・・・
小さい頃、マラリアにかかってね」


桂「マラリア?」


「蚊が運ぶ原虫によって発症する脳症の一つだ
住んでいた地域から察するに・・・熱帯熱マラリアか。」


アマンダ「そう、しかも運悪く重い方で意識まで朦朧として
一時は"もう駄目だ"って言われたらしいの。」


新八「よく無事でしたね・・・」


アマンダ「まあね けど今でも時々記憶があやふやに
なるコトもあって・・・それ以来、蚊が怖くてね
羽音が聞こえると気が気じゃなくなるのよ。」


「それでタバコを切らさないのね。」


アマンダ「ええ、少しでも蚊よけになればと思ってね。
気休めかも知れないけど・・・」


「だがお前はその恐怖をものともせず、ゲリラとして
野山を駆け巡っている・・・大したものだよ。」


アマンダ「よしてよ。エル・チェなんて
喘息に苦しみながら革命を成功させたのよ。

それに比べれば 全然大したことじゃない。」


桂「ん?エル・チェとは誰なのだ?」


カズ「あーそれは本編でも説明するつもりだから
今は控えさせてくれないか?」





・・・ドドドドドドドドドドドド(遠くからの土煙が接近)





銀時「んだありゃ?」


桂「こっちに近づいてくるようだg」


???「どいてニャァァァァァァァァ!!」


○―ン(???の頭突きが銀時の佐助、祐助に直撃!)











価値観も努力も、時にトンでもない曲がり方する











銀時「ア゛ーーーーーーーーーーー!!!」


新八「銀さんんんんんんん!!大丈夫ですか!?」


神楽「何アルか今のちっこいの!?」





タッタッタッタ(小さな足音が二人分)





サニー「待ってよー!」


チコ「ダメだってそっち行っちゃ」


アマンダ「チコ!何なの今の!?説明しなさい!!」


銀時「いや、その前に俺の金ちゃん何とかして・・・」


アマンダ「知らないわよそんなもん!チコっ


「アマンダ、今はあれを捕まえるのが先だ。
・・・チコはちゃんと後で説明してくれよ?」


チコ「わ、分かったよボス・・・・・」


カズ「では捕獲劇が終わるまで
一旦CMに行かせてもらうとするか。」









「止めろ・・・
何としてもこいつを止めろぉぉぉぉ・・・・!!





焦燥





コールドマン「ピースウォーカーの誕生で
世界が静かになるだろう。」





陰謀





ヒューイ「核弾頭はあれに搭載された。
ついに計画が実行に移る。」





諦観





ストレンジラブ「人間に出来ない判断と行動を成し遂げる
抑止力としての無人装置の創造・・・」







一つの国で起きた"国"で、多数の意思が絡み合う・・・





カズ『ジャック!ピースウォーカーが行く!!』


「・・・俺達は国を棄てることになるかもしれない。
それでも生きる、それでも戦い続ける。」







銀魂×MGSシリーズ最新作


ピースウォーカー編






「生きる理由は・・・他にいくらでもある。」







君は何を願うの?


そばにいて欲しい。


ずっと ずっとそれだけなのに







メタルギアソリッド ピースウォーカー


パス・オルテガ・アンドラーレ キャラクターソング



『恋の抑止力』





NOW ON SALE









ダダダダダダダダダダダダ
(神楽選手、素晴らしい追い上げを見せています!!)





神楽「待ちやがれコルァァァァァ!!」


???「イヤニャ!めっちゃ怖いニャ!
つつつ捕まってたまるかニャァ!!」






バサ(と、小さい影の頭上から網)





???「ニャァ!?しまった罠かニャ!」


「やっと捕まえたぞ・・・・ってこいつ・・・」


アイルー「うう、もう・・・散々だニャ。」


新八「ネ、ネコ!?」


「かわいい!」


アマンダ「チコ、何なのこのネコは?」


チコ「獣人族のアイルーって言うんだ。」


桂「ほう・・・愛らしいな・・・」


神楽「ったく、まったPWの特権乱用して
こんなの出してるアルかバカ作者は。」


銀時「ネタ切れだからって露骨過ぎんだよな
バ管理人もいい加減黙認止めて説得しに行けよ」


新八「原作できっちしパクって話転がしてんのに
人の事言えますか?あんたらに」


カズ「ともあれ、こいつはどっから来たんだろうな」


アイルー「何故かここに迷い込んでしまって
この二人に保護してもらったニャ。」


チコ「アイルーは大人しいし人懐っこいから害はないよ
いいだろボス?マザーベースに置いてくれよ。」


アマンダ「チコ!そんな猫に構うよりも
あたし達にはもっと先にやることがあるでしょ!

・・・こら、ソッポ向いてないでちゃんと聞きなさい!」


「まあ待てアマンダ
何もそこまで目くじら立てなくてもいいだろ?」


サニー「ジャック、お願い。


アイルー「タダで置いてくれとは言わないニャ。
仕事で出来ることなら何でもしてやるニャ。」


銀時「何で上から目線?」


桂「いいではないか、貴重なモフモフ属性だ。
迎え入れるべきだ。」


アイルー「モフモフ?よくわかんないけどありがとニャ
・・・ってニャんでいきなり手を握ってるニャ?」


サニー「な、何モフモフ属性って?」


「まあそれはともかく・・・チコ。」


チコ「何だい?」


「世話はお前がするんだ。それでいいな?」


チコ「・・・ありがとうボス!





パアァッ!(この笑顔は150w!!)





アマンダ「全くもう・・・
じゃ、あたしはシーラカンスの準備に行くから。」


「ア、アマンダさん!」


エリザベス『行っちゃったね。』


銀時「お前さ、ここじゃ貴重なボイン姉属性なんだから
もちっとちゃんと対話してやれよな。」


チコ「アマンダはうるさいんだよ・・・
後を付いてこいとか、自分から離れるなとか。」


新八「君の事を心配してくれてるんだよ。」


チコ「そこが余計なんだって!

この間なんか、慌てて飯食ってたら
「ご飯はよく噛んで食べなさい」だぜ?」


「・・・彼女なら言いそうだな。」


チコ「いつ敵が来るかわからないのに、のんびり
飯なんか食ってられるか!」


カズ「まぁちょっと過保護な所はあるが
大事な家族なら、それは仕方ないんじゃないのか?」


チコ「だとしても俺だって一人前のFSLNなんだ。
女にそんなこと言われたくない!」



「あら、それ女性差別よチコ君。」


サニー「そうだよ!」


神楽「女だってナメてかかって大火傷した奴は
ゴマンといるアルよ。今のも下手すりゃ死亡フラグね」


チコ「し、死亡フラグ?」


「聞き流していいから・・・それに性別は関係ないだろ
お前の姉さんだって、亡くなった親父さんの跡を継いで
立派に頑張ってると思うぞ。」


チコ「う、分かってるよ、それは・・・」





・・・・・・はぁ(沈黙の後のため息)





チコ「アマンダの奴、最近元気ないもんな。
仕方ないけど・・・俺がしっかりしなきゃ。」


カズ「その意気だチコ。」


「よし、その為にはアマンダより強くならなきゃな。」


チコ「あ、ああ!よろしく頼んだぜボス!」


アイルー「男同士の友情ってやつだニャ。」


銀時「自己完結に便乗してる熱血とも言うけどな」


桂「それは言うてやるな。」


カズ「外野の雑音はともかく!
唐突だが・・・・・・ジャックに話がある」


「何だ?」


カズ「研究開発班のスタッフが、こんなものを
開発したんだが・・・」





ドサッ(取り出だしましたるは戦車型のダンボール





銀時「え、何コレ小学生の工作?」


「・・・・・・カズ、これは?」


カズ「だ、ダンボール戦車だ・・・他のダンボールと
同じ要領で二人一緒に被ることができる。


前のやつが操縦士、後ろから砲手になって
一応 弾も撃てるらしいんだが・・・・・・・」


「・・・これを開発したのはどいつだ?」


カズ「す、すまん、ボス!
そいつも悪気があったわけじゃないんだ。」


「そ、そうよ。研究開発班も
役に立てるような装備を開発したんだし・・・」


新八「まあ・・・いくらなんでもコレを戦車と
見間違えるようなこともないと思いますよ?」


「素晴らしい!!」





カズ「は?」


銀時「へ?」


新八「な、何言ってんですかさん!?」


「ステルス性と攻撃力の見事な融合
無骨なデザインもいい。完璧な設計とはこのことだ!」


桂「ああ、これは戦車の常識を覆す一品になるな」


アイルー「そ、そうなのかニャ?!」


神楽「お前ら・・・それ本気で言ってるアルか?」


「勿論だともリーダー!」


「おいカズ。こいつを作った奴のとこまで案内しろ
直接礼を言いたい。」


カズ「本当に本気かジャック!?これはどう見たって・・・」


「どう見たって名作だ!お前にはわからないのか!?」


桂「落ち着け 奴らはこの発明の斬新さが
まだ受け入れられないんだ。」


「なるほどな・・・いい事言うな桂さん!」


サニー「ジャ、ジャック!?


桂「さっそく他の者にもこの素晴らしき発明を教えてやれ」


「そうだな!」







ピピッ(パスの通信が入る)





パス『わぁ、素敵な戦車ね!』


カズ「パス!?」


パス『私戦車は嫌いだけど、これから好きになれそう。

特に排気ガスを出さない所がいいな。
コスタリカの森を汚さなくても済むでしょ?』


全員(三名除く)『ええええええええっ!!?』


桂「うーむ 見上げた心がけの女子ではないか
どうだ?俺の所で攘夷志士として活躍しないか?」


パス『折角だけど、それは丁重にお断りさせてもらうわ。』


「カズ、よくやった・・・・・・
お前に副司令を任せて正解だった。


カズ「そ、そんな・・・俺が、俺がおかしいのか!?」


新八「大丈夫ですカズさん
さんと桂さんとパスさんがおかしいんです。


パス『まあ!ひどい言い草ね!』


「お前達には分からないのか!?」


「ゴメンなさい流石に分からないわ・・・」


桂「やはり見た目だけでは性能の良さは分かりかねるか
よし、早速試乗するぞエリザベス!


エリザベス『それはちょっと・・・お腹の調子悪いし』


桂「むぅ仕方が無い奴だ、ではアイルーとで」


アイルー「それだけは勘弁してニャー」


神楽「・・・お前本当はバカだったアルな。」


「ならダンボール被ってみろ!
そうすればこのダンボール戦車の素晴らしさがわかる!」



サニー「わかりたくない。」(白い目)





ギャーギャー(しばらく戦車の物議が展開中・・・)





銀時「ったく、アメリカにもまともな奴がいないんだな。」


新八「本当ですね・・・それじゃあさんの変な趣味
露わになった所で、今回はこれにて終了です。」


神楽「みんな〜もうこれ読まなくてもいいアルよ。」


カズ「いやいや!それはさすがにやめてくれ。」


「まだ話は終わってないぞカズ!」


銀時「あーあ引っ張られちまったよアイツ

んじゃ俺らが代わりにすっか。合言葉は・・・」





SAY PEASE







アマンダ「はぁ・・・チコ、だんだん
あたしの言うこと聞かなくなってきたな・・・」





キョー キョー キョー





アマンダ「前は"お姉ちゃん"って言って
いっつも後を付いてきたのに・・・」





パラッ(父親の写真を出す)


アマンダ「父さん、もうあの子巣立つ時が来ちゃったみたい。

分かってたけど・・・寂しいな・・・」





キョー キョー キョー





アマンダ「ていうかさっきから何この鳴き声。
ケツァール?」





キョー キョー キョー


アマンダ「こ、これってまさか・・・

トンだマーdじゃなかった・・・
トンだバーダーが来ちゃう!!








――――――――――――――――――――――――
後書き(管理人出張)


カズ:な・・・長かった・・・まさかジャックに
あんな妙ちきりんな趣味があったなんて・・・


新八:お疲れの所悪いんですけど、それ
カズさんには言われたくないと思われますよ?


狐狗狸:個人的にはダンボール趣味がお父さんや
お兄さん(弟さんか?)と全く一緒で嬉しい限りだけど


銀時:そういやあのアホジジイもアイツらと
一緒の遺伝子だか何だかで生まれてんだよな?


新八:ええ・・・そうでしたね


神楽:ってー事はアイツもダンボール趣味が・・・


狐狗狸:あると思います


桂:むぅ・・・優れた発明は時に理解されぬコトも
あると言うが、嘆かわしい限りだな


アイルー:お前、やっぱり頭おかし・・・イタッ!


エリザベス:『桂さんに気に入られたからって
調子乗ってんじゃねぇぞ・・・あん?


アイルー:そっちがやる気なら容赦しないニャ!
タル爆弾をドコからとも無く取り出し)


エリザベス:『返り討ちにしてくれる!』(バズーカ用意)


桂:こらこら二人とも こんな所で争・・・ぐあぁ!!


カズ:いつの間にか戦場になってるぞ!
オイ、誰かアイツら止めろぉぉ!!



四人:無理(です・だろ・アル)