―ここは、マザーベースのとあるバー
戦いつかれた男達の・・・魂の休息所―
(某ナレーション風ボイスで)
カズ「はぁ〜・・・・・・」
アマンダ「どうしたのカズ?溜息なんて吐いて」
カズ「いやー何かとMSFの指揮が大変でな〜
血の気が多い連中ばかりでさ。」
アマンダ「まあまあ今は仕事の事は忘れて飲んで
はい、ニカリブレ。」
カズ「ニカリブレ?」
アマンダ「ラムとコーラのカクテルで"キューバリブレ"ってあるでしょ?
あれとレシピ同じだけどニカ製のラムを使ってるのよ。」
カズ「へぇ・・・後味が中々スッキリしててうまいな」
カランカラン(バーの扉が開く音)
「おいアマンダ。」
アマンダ「ああ、いらっしゃいジャック。
ちょうどバオが出来たところよ。」
「バ、バオ?」
アマンダ「ユカイモとバナナ、牛肉玉ねぎ人参ニンニクを
朝から一日煮込んで作ったの。食べたことない?」
「いや。」
アマンダ「とってもおいしんだから食べてみて。
母さんから教わった家庭の味よ。」
「そ、そうか。」
カズ「じゃ、いただこうか・・・アツツ・・・」
「ごった煮に近いが・・・冬場にはいいかもな。」
アマンダ「はぁ〜い毎度〜、両方合わせて
お代は17万GMPね!」
ブハッ!!(思い切り口中のモノを吹き出し)
・カズ「ぼったくり〜!!!」
カズ「んなにGMPあったらやりくり次第で
重火器がRANK5に出来るわ!」
「つーかバオとニカリブレでどうやったら
17万も跳ね上がるんだよ!バカバカしい」
アマンダ「ちょっとお客さん!・・・じゃなくってジャックぅ〜」
ガシ!(去りかける彼の腕を握り締める)
「イダダダダダアダダダダダダダダ!
お、おいおいなんつう力で腕を掴んでんだよ・・・!」
アマンダ「払ってもらわないと困るんだけど〜?
ここでの収益は祖国再建のために使われるのに〜。」
カズ「え、そのためにこのバーを始めたの?」
アマンダ「そっ、あたしに払うんじゃないの
ちゃあんと未来の国民に支払われるようになってるの。
だからソレを考えれば安い投資でしょ?
全然高くないでしょ ねぇジャックったら〜!」
「あのな!誰が!いつ!マザーベースのど真ん中に!」
アマンダ「うん?」
「南国リゾート満点のバーの開店を許可したぁ!!」
戦士には、休息して飲みたい時もある
アマンダ「チコォ〜!
・・・ったくあの子すぐにどこにでも行くんだから・・・」
カズ「チコ関係ねーし!?」
アマンダ「やーだって、あたし足治るまで退屈だっし〜」
「なら怪我人は怪我人らしく大人しくしてろっての!
バカやってないで行くぞホラ!」
ズルズルズル(勢いに任せて入り口まで引きずる)
アマンダ「ちょ、ちょっと!まだお店営業時間中よ?」
「んなの関係あるか、早く行くぞ!」
アマンダ「いや〜ヤメテお客さぁーん!
どこ触ってんのよぉ、はーなーしーてぇ〜!!」
「変な悲鳴上げるな!!」
カランカラン(軽やかなドアベルの音)
「ふ〜ん・・・遅いから迎えに来てみれば
随分楽しそうじゃない?」
「うげっ・・・・。」
銀時「こんな南国バーで巨乳ネーちゃんと
楽しくお遊びの挙句 お持ち帰り〜ってか?」
神楽「ホッント最近のふしだらになってってるネ
マジ大人って汚いアル。」
「ちょっとちょっと何その真っ白な目は!?
止めてくれマジで、誤解だって!!」
アマンダ「あら?いいじゃない別に店の中でくらい」
カズ「そうとも、大人としてはちっとも恥ずかしくなんか無いだろう?」
「誤解を誘発するなそこの二人ぃぃぃ!!
それと、どうせ店やるんなら西武新宿線の
新井薬師前駅辺りでやってくれ!」
アマンダ「もうやってるもーん、シーラカンス。」
新八「今のすっごいメタ発言なんですけどぉぉ!?」
銀時「てゆうかオイ俺もどき、誰よこのネーちゃん」
カズ「だから違・・・まあいい、紹介し忘れたが彼女が今回のゲストだ。
ピースウォーカーでサンディニスタ民族解放戦線(FSLN)の
司令官を務めている・・・」
カッ(急に姿勢を正して真顔になるアマンダ)
アマンダ「アマンダ・バレンシアノ・リブレよ、よろしく。」
銀時「おぉっ、急にシリアスモードになりやがった。」
カズ「アマンダはソモサ政権を倒して革命を起こす為に
FSLNで戦っていたが、武装勢力のせいでコスタリカに逃げ込み
なんやかんやでここマザーベースにやって来た経緯を持つ」
新八「何ですかその"なんやかんや"って・・・」
カズ「なんやかんやは・・・なんやかんやですよ!」
「いやそのネタ分かる人いるのか!?」
アマンダ「怪我もしてるから、治るまでマザーベースに
いさせてもらってるけど 一刻も早く復帰しないと
・・・祖国を ソモサの手から取り戻すために」
神楽「何者アルか?ソモサって」
アマンダ「あたしの祖国"ニカラグア"の政権を
支配している連中よ。」
「聞いたことがあるわ、親米政権を樹立して
独裁をしているっていう・・・」
アマンダ「ええ、奴らが国を牛耳ってもう40年にもなる
・・・国家警備隊を使って権力振るって、やりたい放題よ。」
「自国の警備隊に追われて・・・コスタリカに来たのか」
アマンダ「そう、奴らは何もかもを奪っていった。
土地も、家も、仕事も・・・
他人の土地を接収しては一族のものにして、今じゃ
国の農地の半分近くが・・・そうして私服を肥やし続けてる」
「全て ソモサの手中か・・・」
アマンダ「判事も抱きこまれてるから法律すら
奴らの思いのまま・・・逆らえば容赦なく死刑よ」
新八「同じですね・・・攘夷戦争の時と・・・」
アマンダ「どうする事も出来ず、みんな怯えながら
国家警備隊の顔色を窺って生きてる。
それでも連中の虫の居所が悪けりゃ 殴られる」
神楽「なんて奴らネ!そんな連中ぶっ飛ばしちゃるヨ!」
銀時「待て神楽、お前一人で乗り込む気か?」
アマンダ「勿論そのつもりだけれど・・・
許せないのは それだけじゃない」
カズ「ほう・・・聞かせてくれるか」
アマンダ「・・・・2年前の地震は知ってる?」
新八「地震?」
「ああ。首都を直撃したっていう・・・」
アマンダ「あたし達は首都マナグアを失って・・・
けど世界中の人達が災害を知って援助物資を送ってくれた
正直 涙が出るほど嬉しかった・・・」
ギュウ・・・・(拳を握る音)
アマンダ「なのに、ソモサはその援助のほとんどを着服した
地震で何もかも喪った人達に、金を取って売りつけた!
アイツらは国の不幸を食い物にしたんだ!」
「そ、そこまでひどいことをしてるなんて・・・」
「許せないな・・・人の風上にも置けない。」
アマンダ「国民の怒りは頂点に達してる・・・
奴らの命運も近いうちに尽きる
・・・いえ、あたし達が終わらせてみせる!」
銀時「最低な国を変えようって腹か・・・
まあ俺らは何も出来ないけど、頑張ってくれや。」
アマンダ「勿論人の手を借りる気は無いよ。
あたし達の祖国は、あたし達の手で取り戻すつもりさ」
カズ「まあ はやる気持ち分かるが今は身体を
休めることが重要だ・・・んじゃま、ここでCMだ。」
セシール「この世の天国・・・ヘヴンを教えてあげるわ。」
平和を求め
カズ「誰にも邪魔されない どの国家にも縛られない
避難所(ヘイヴン)になる。俺達MSFのマザーベースだ!」
平和を愛し
チコ「Hasta la Victoria siempre(勝利まで永遠に。)!」
平和を勝ち取るべく戦う戦士達
アマンダ「ベンセレーモス!!」
一つの国で起きた"国"で、多数の意思が絡み合う・・・
カズ『もう少しだジャック!持ちこたえてくれ!!』
銀魂×MGSシリーズ最新作
ピースウォーカー編
カズ『・・・・・で、イケてるのか?』
銀時『さぞかしボインちゃんなんだろうなぁ?』
「・・・・・お前ら一度カリブ海に落ちろ。」
銀時「ってこれ前回の使いまわしじゃねーか!!」
「いいじゃねーかカズラジでも散々流れたんだし。」
銀時「お前までメタな発言してんじゃねーよ!!」
アマンダ「まあまあ、そこのお二人さーん
ニカリブレでも飲んで落ち着きなよ。」
トン、トン(二つ分のカクテルグラスをカウンターに置く)
神楽「そういえばアマンダは
何で"三時寝てたー"に入ったアルか?」
「"サンディニスタ"な分かりにくいボケをかますな。
一瞬何かと思ったぞ」
アマンダ「・・・・父さんは昔サンディーノ将軍と
一緒に戦ってたコトもあったけど、元々FSLNに
縁の無い退役軍人だったの。」
新八「そうなんですか・・・それなら尚の事
どうして軍人になったんです?」
アマンダ「父は真っ当な仕事に就いて家庭を持ち
あたし達も生まれて、静かに暮らしてたけれど
・・・ある時 FSLNの学生達が家に来たのよ」
「昔の血が騒いだってことか?」
アマンダ「そんな所ね とは言っても最初は
警備隊に追われてた彼らを逃がしてあげただけだった
けど奴らは家に押し入り、偉そうに父さんを尋問した」
「お父さんはもちろん 喋らなかったのよね?」
アマンダ「ええ、こっぴどく殴られはしたけど。
家の中もメチャメチャに荒らされて・・・それから
連中に目をつけられて、何かにつけて嫌がらせを受けて」
グッ・・・(噛み締めるように眼を閉じ・・・開く)
アマンダ「それからよ、父さんがFSLNに
身を投じるようになったのは。
・・・それでもあたし達にはしばらく隠してた
"危険が及ばないように"って。」
銀時「・・・いい親父をもったじゃねぇか。」
アマンダ「ありがと・・・でも母さんは先に
参っちゃって家を出てった、まあ無理もないけど。」
「その時母親には・・・
ついて行こうとは思わなかったのか?」
アマンダ「もちろん迷った。
でもあたしは父さんの事を尊敬してたし
ソモサのやり方も許せなかった、それに・・・・・・」
カズ「弟のチコか。」
コクリ(一つ頷いて)
アマンダ「・・・あの子は父さんっ子だったからね。
家に残るって聞かなくて 置いていくわけにもいかなかいし
そのうち国家警備隊に追われて、1年くらい前に
皆で山に入った・・・って感じ。半分は成り行きね。」
カズ「その割には、堂々たる戦いっぷりだったぞ。」
アマンダ「山は戦士を鍛えてくれる・・・
訓練は厳しい分、新しい人間にしてくれるのよ。」
銀時「しっかし山に入り浸って修行って・・・
散々やらかされた手法に頼りすぎだろ。」
新八「アマンダさんの場合はソモサに追われて
入ったワケですから、半ば不可抗力でしょ?」
「まぁ何にせよ大したものだ。
司令官に推薦されるだけのことはある。」
銀時「とりあえず湿っぽい話はそこまでにして・・・
お前、弟がいるって言ったな。」
アマンダ「言ったけど、それがどうかした?」
銀時「もしかしてそいつ・・・やたらと
ドでかいサイボーグだったりしない?」
「銀さん、中の人ネタはやめてくれよ!?」
神楽「違うヨ!弟っつーなら鎧アル、ね兄さん?」
新八「それもしゃべったらアウトォォォォ!」
「違う違う、チコ君は背の小さい子よ。
もうすっごいかわいいんだから〜」
神楽「そういやあのチビ介、なーんか何処かで
聞いたような声アルな〜・・・」
銀時「ああアレか、永遠の17歳(笑)?」
「またそれを出す!」
カズ「いいんじゃないのか?
女の子はいつでも17歳のままの方がいい。」
神楽「ってさり気にロリコン発言してんじゃねーヨ
ロリコン銀ちゃん!!」
ゴスッ(捻りの効いた回し蹴りが炸裂!!)
カズ「スローネドラァァァァァァァァァイ!!!」
グバシャ!(壁にめり込みシュート!1ポイント!)
新八「また中の人ネタを出す・・・・・てゆうか
カズさんアレ大丈夫なんですか?」
銀時「しぶといから平気だろ?まあ大体から
チコってのとサニーは17歳じゃねぇけどな。」
神楽「ついでにもな。」
「私のことはいいでしょ、もう!!」
ズボッ(壁から抜け出して復活!)
カズ「さてさて今週もなんやかんやで
尺が足りなくなってきたので、ここで終わりだ。」
アマンダ「え〜もう終わり?
まだまだ話し足りないってのに・・・」
銀時「また急にシリアスから切り替わるなよ。」
「まー怪我が治るまではマザーベースに
いてもらうわけだし、いいんじゃないのか。」
カズ「そうだとも・・・ああそれと
あのぼったくりバーは撤去させてもらったぞ。」
アマンダ「え〜何勝手なことしてるのよ!
せっかく100万GMPかけて建てたのに・・・」
「ってコラァァァ!100万も使ったのかよ!?」
神楽「意外と抜け目ないアルなーさすが兄」
カズ「ゴホン!それじゃ、いつもので占めよう。
アマンダ、合言葉は・・・・・」
パン!(手を合わせる音)
アマンダ「原則は等価交換!」
銀時「それちげーよ!別の作品の台詞ぅぅ!!」
「ったく、ここの合言葉はこうだろ?
それじゃ気を取り直して・・・合言葉は!」
SAY PEASE
???「ねぇ、これ大丈夫なのかな?」
???「大丈夫だって、こいつは大人しいし
人は襲わない。それにかわいいだろ?」
???「確かにかわいいけど・・・
ジャック達が驚いちゃうよ?」
???「平気平気、マザーベースは広いんだ
コイツがいてもバレっこないよ。」
???「だといいけど・・・・・・・」
???「・・・・・・・・・・・・ウニャ?」
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後書き(管理人出張)
カズ:四回目だってーのに好き放題やる奴らで
正直参るわ〜・・・って何だよその目は?
狐狗狸:羨ましいよ〜!私もアマンダさんの隣で
カクテルと料理ご馳走になりたい!!
新八:いやあの、相場の倍以上を吹っかけられますよ
狐狗狸:んなモンよろこんでGMP払うよ!
働いて身売りして一族売ってでも払うよ俺っ!!
銀時:オィィ!一人称が地に戻ってんぞ!?
新八:しかも人としてダメな発言までかました!!
神楽:あー無駄ネ、このバ管理人
"戦うカッケーお姉さん"がどストライクだから
狐狗狸:うははははっ!その通りぃ〜!!
カズ:威張って言う事でもないだろ・・・・
それと俺は女性に優しいんであってロリコンじゃない
狐狗狸:はいはい変態紳士はみんなそー言うの
・・・しかしラストに出てきたのアレ、トレny
(久々に強制終了)