翌日・・・・俺はパラメディックの言い付け通り
病院で精密検査を受けた。





「ホントに不思議ね・・・・ナノマシンで
被爆した涙腺機能が修復されるなんて・・・」


「そこは何処かの武器商人に感謝だな。」


「ドレビンのこと?」


「ああ、FOXALIVEを打ち込むとしたら
あいつ以外いない。」





頷いて 彼女はカルテに何かを書き込んだ後
ニッコリと微笑んで言う。





「さて、異常は見つけられなかったから
もう病院を出てもいいわよ。」


「ああ、ありがとう。」







病院を出ると、そこに万事屋トリオと定春と
が待っていた。






さん・・・どうでした?」


「入院する必要なし、身体はどこにも異常はない
問題なしだ。」


「ホントよかった・・・・」


「でも何で涙まで流れるようになったアルか?」


「そこまでは分からなかったんだ・・・
何故被爆した部分も治ったのか・・・」





眉根を寄せる俺の背中を銀さんがバシッと叩く





「別にいいだろ、オメェは今ここに生きてる。
それだけで何がいるよ?」



「・・・そうだな・・・・」


「ねえ・・・。」


「何だ?」







見ると、は恥ずかしそうに顔を赤らめていた。





「昨夜言ってたわよね・・・・
連れて行きたい場所があるって・・・」


「あ、ああ・・・そうだったな。」


「何?静かで落ち着いた宿泊施設にでも行くの?」


「ケッ、こんな時でもシッポリすることしか
考えてないアルかバカップル共が・・・」


「「だから何でそうなるのって!!」」





ったく・・・平和になった途端
いっつもこんなんだよな こいつら・・・・・





「とにかく行くぞ、車は抑えてある。」





俺はみんなを乗せた車を走らせ、ある場所へ











LAST−MISSION どんな事件でも
笑顔で締めるのが銀魂だ!












着いた先はニューヨークのウォール街 フェデラルホール前だ。





「うわぁ・・・すごい建物ですね。」


伝統ある建物を前にして、流石に万事屋コンビは
感嘆のため息を漏らしているようだ。





「フェデラルホール、アメリカ合衆国の旧議会議事堂だ。

ここは『ジョージ・ワシントン』が初代大統領に
就任した場所でもあるんだ。」


「あの前に立ってるオッサン何者アルか?
ションベン小僧にしちゃブサイクよ」


ちょっと神楽ちゃん失礼でしょ!?
偉い人の像だったらどうすんの!!」


「ご名答だ、この像こそジョージ・ワシントン像だ。」


「うわばばば!やっぱそうですか
謝ろう神楽ちゃん今すぐ謝ろう、祟られないうちに!」



「いやいいんだ・・・もうこんな像に何の意味もない・・・・」





てーか呪いのオブジェとかじゃないから祟りとか
起こさないと思うんだが・・・まあいいや







・・・この場所って「新八、神楽
俺達ぁちょっくらここ探検すっぞ。」






言いかけたの台詞を遮り、銀さんが二人へ
そう言って ホールの入り口を親指で指す。





「探検って、子供じゃあるまいし。」


あん?探検なめんなよ!未知の場所とか穴への
探究心は少年心と人の成長を促すんだよ!!」


どんな促し方!?てーか未だにジャンプ読者の
ダメ大人が何言ってんだァァァァァ!!」


「まあまあ落ち着けって新八君・・・俺達は
いいから観光してきなよ。滅多にないぞこんなの。」





俺の言葉で 新八君も納得したらしく





「そこまで言うのでしたら、僕らもお言葉に
甘えさせていただきますね。」


「キャッホ〜ヒゲとか落書きするネ!!」


「バカ、こーいうトコのモンは汚したりしたら
目玉飛び出す弁償させられんだっつの!」





銀さん達と共にフェデラルホールに向かった。







彼等を見送ってから にさっきの言葉の
続きを聞こうとして―ようやく気付く。





あ、まさか銀さん・・・気を使ってくれたのか・・・・?







・・・いや、ローズ。今日は何の日か覚えてるか?」


「4月・・・30日・・・・・」


「俺達が・・・・初めてデートした日だ。
そして初めて行った場所がこのフェデラルホールだ。」


「そうよ・・・・!やっぱり覚えててくれたのね・・・・・」


忘れるわけがないさ。たしかあの時・・・
フェデラルホールの前で君は観光客の一団に
囲まれていたな・・・・」





目を瞑れば、今もあの光景を思い出すことが出来る





「質問されてたの、キングコングの登ったビルは
どれか?って。私は恐らくクライスラービルだと言ったの。


そこでジャックが割って入ってきて、
違う、エンパイアステートビルだって。」


「クライスラービルが壊れたのは
ゴジラだったはずだからな・・・」


「私達は叔母さん達そっちのけで討論を始めた。
それが初めての喧嘩でもあったわね。」


「気が付くと観光客はいなくなっていたな。」


「ええ・・・・・」





付き合い始めたばかりはやっぱり、まだお互いに
ぶつかり合う事も多くて


何度か周囲を顧みずケンカをしていたっけ・・・





「その後、俺達は仲直りするために
エンパイアステートビルの屋上へ行ったな。」


「夜景が すごくきれいだったわ・・・・・」


「どちらかが正しいなんて、どうでも良くなってた。
翌日の晩・・・ローズの部屋で
キングコングのビデオを何度も見た。朝まで・・・


「楽しかったわ・・・・」





思い出を話している内に、辺りの人ごみが
濃くなってきていたが・・・


そんな事は全然気にはならなかった。







「・・・次の世代に伝えたいことがある。」


「え?」


「生きる物は全て、遺伝子を後世に伝える。」


「それって・・・赤ちゃんのこと?」


「ああ、でも人が伝えるのはそれだけじゃない。
遺伝情報に記録されていないものもある。

俺達はその事を子供達に伝え続けなければならない。」





首を僅かに傾けて、ローズが問いかける。





「どんなことを?」


環境、思想、文化・・・歌・・・思いやり・・・・哀しみ・・・喜び・・・
俺達はそれを未来に伝えるんだ。」


「それって・・・・プロポーズ?







頷いて 俺は身体ごとローズと向き合う







「この言葉だけは・・・誰にも伝えないでくれ。」


「・・・・うん・・・・」







柔らかく微笑んで 俺達はキスをした。





いつまでも・・・時が止まったように・・・・・











ホールの廊下を歩きながら、新八がふと訊ねる。





「銀さん、もしかしてさん達のために?」


「さーな」


「けど二人っきりだから、きっと茂みとかに
潜みはじめてるハズよ・・・ぶっ壊しにいくアル。


「どこから覚えたのそんな知識ぃぃ!
つーかダメだからね神楽ちゃん!!」








必死に引き止め、新八はアゴに一発もらい





「静かにしろよテメェら!
せっかく人がいいムード作ったってのによぉ」






銀時の怒号が 廊下中に響き渡った・・・











人の人生は、子供達に遺伝情報を伝えるだけじゃない。

人は遺伝子では伝達できないものを伝える事が出来る。


言葉や文字や音楽や映像を通して・・・・







見たもの、聞いたこと、感じたこと、

怒り、哀しみ、喜び、俺はそれを伝える
・・・伝えるために生きる。





いや 俺達は伝えなければならない。

俺達の愚かで、切ない歴史を・・・・





それらを伝えるために デジタルという魔法がある。







人間が滅びようと、次の種がこの地球に生まれようと
この地球が滅びようと・・・

生命の残り香を後世に伝える必要がある。





未来を創ることと、過去を語り伝えることは
同じなんだ・・・・・・









「ねぇジャック、結婚式の話なんだけど・・・・」


え?気が早くないか?」


「今から考えても早くもないでしょ?
そのことなんだけど・・・・」


「何だ?」


出来れば・・・江戸で挙げたいんだけど
・・・・いいかな?」





それって・・・
俺に紋付き袴を着ろってことか・・・・・・







「ダメかな・・・・?やっぱり江戸の服は嫌?」





不安げに見つめるローズに 俺は
柔らかく笑って首を左右に一度振る。





「・・・・・いや、たまにはいいだろう。」


「ありがとう・・・・!」











作戦に参加してくれた江戸のみんなは
政府がチャーターした特別便で送り返していた。





しかしシステム管理下にあったものが
ほとんどであったため

管理外の旧式を往復して 送りだす事となり





・・・数日後、馴染みのメンバーと俺達の番
ようやくやって来た。







おもむろに近づいたキャンベル大佐が耳打ちをする





「ジャック、ビッグ・ボスの件だが・・・」


「何だ大佐?」


ネイキッド・スネークが生きていたという事で
返還される事となったのだ。」





なるほど・・・そうだな。


伝説が生きている以上 ボスの称号は2つもいらないからな。





「その代わりと言ってはなんだが・・・
新しい称号が加わったのだ。」


「どんなだ?」


「"雷電"だ。」





言って、漢字の書かれた紙を見せてくれた。







"雷電"・・それが俺の新しい称号か・・・





「俺にふさわしいな。
・・・俺は雷、雨の化身だからな。」







ネイキッドも言っていた 俺は陰ではなく
自ら光放つ"雷"だと。







!早く来いよ!」


旦那!乗り遅れちまいやすぜ!」


「分かってる!今行く!」





呼びかける彼らに返事をしてから、俺は大佐に
礼を言って 駆け出し始める。







「待ってくれジャック!」





そこにオタコンが引き止めてきた。





「オタコン?どうした?」


「やっぱり・・・江戸に移り住むのかい?」


「サニーが気にいってるからな・・・・俺もだが。」


「そうじゃないさ。僕らの戦いは終わったんだ
・・・もう僕達がすべきことはない。」


いや、まだやり残したことがある。」





問うようなその視線を受け 口を開く。







「見届ける事だ この先、時代がどう進むかを。」







オタコンの眼に・・・迷いがなくなった





「・・・分かった、もう何も言わない。
でもいつでも僕を頼ってくれよ 力になるから。


「ああ・・・ありがとうオタコン。」





笑った所でまた向こうから、彼らが催促する





「何やってんだ君!早くしないと出ちまうぞ!!」


早くせぬか!」


さん!」


!!」


ジャック!早く!!」


!」





相変わらず騒がしい連中だ・・・・


だが、それがいい。







「今行くから待てっての!!」





こうして、俺達は江戸に帰った・・・・・













戦いが終わり日が経ってから程なく





『現場の結野です!江戸は謎の侵略者によって壊滅的被害が
出ておりますが アメリカと呼ばれる国の協力によって

少しづつではありますが元の形を取り戻しつつあります。


幕府はアメリカと協定を結び、今後の展開が期待されます。』





江戸中のニュースがこの出来事一色となる。









「へぇ・・アメリカと手を結んだんスね。」







鬼兵隊のとある一室で、高杉達は
思い思いの位置でそのニュースを眺めていた。





「全く余計なことをしてくれますね、これで
幕府はアメリカという後ろ盾が出来てしまいました。」


「晋助、流石にあれはちと
余計だったのではござらんか?」





問う万斉だが 高杉は楽しげに煙管を吹かすばかり。





「知るかよ、だがこれで壊し甲斐が上がったってもんだ
ありがとよぉ。おかげでまた楽しみが増えたぜ。
クククククク・・・・・」









ほぼ同時刻の"春雨"第七師団でも
似たような光景が繰り広げられていた。







「全く地球ってなぁ何でこうも
奇妙な連中が多いのかねぇ・・・・・」





頬杖をつく阿伏兎に笑いかける神威。





「いいじゃないか阿伏兎、おかげでまた侍と同じ
強い相手を見つける事が出来たよ。

誰にも邪魔はさせないよ・・・・・









『昨日未明、アメリカの代表者と警察庁長官との
会談が行われました。


アメリカ側の代表者、ジョン氏と長官との握手を行い
お互いの国の発展のために協定を結ぶ事を決めました。


ジョン氏は少し引きつった表情を見せていましたが
友好的な態度に長官は温かいコメントを残しました。』







流れた昨日の出来事に、TV画面を見つめたまま
思わず俺は眉をしかめた。





「何が温かいコメントだよ・・・・・
完璧俺にメンチ切ってただろうが・・・・」


「だって仕方ないわよ、あの時出会った人が
まさかアメリカの代表だなんて夢にも思わないもの」


「まあ確かにそうだけどさ・・・・」


「ジャック、これ被っていけばよかったんじゃない?」





そう言ってサニーはフェイスカムを取り出した。





「いやそれは・・・・・流石にいかんだろ・・・・
一応大統領が認めた代表者なんだから・・・・」


「そう・・・?」







今はどこの局見ても、このニュースで持ちきりの為

TVの電源を消し 俺達は気晴らしも兼ねて
少し散歩をすることにした。







公園に出た辺りで項垂れる長谷川さんの姿が見えた。





あれ?長谷川さん?こんな所で何してんだ?」


「ああ・・・君か・・・随分出世したね・・・・」


「どうしたんですか?こんな所で・・・
そんな暗いオーラまで背負っちゃって。」





問いかけに、しかし長谷川さんは返事を濁すのみ







じっと彼を見つめていたサニーが

やがて何かを思い出したかのようにこう言った。





あ、この人・・・メイ・リンさんに頼まれて
ミズーリの対空砲座に座っていた人だ。」


「えええ!?そうなの長谷川さん!?」


「ああ、どうせ死ぬんなら
ドでかいことして死にたかったから・・・・」


「でも協力者には臨時礼金が配当されたはずだぞ。
長谷川さんならそこそこ裕福に暮らせたはずなのに・・・」





なのに、いつも以上のネガオーラって・・・





「いやぁ・・・これを何倍にしようとして
「やっぱギャンブルに使ったのかよ!
働け!!いくらでも紹介してやるから!!」






全く、一瞬でも心配して損したわ


こいつは何処までマダオなんだよ・・・・・







自業自得のオッサンは放って置いて歩き続けると





「待ちやがれ桂ぁぁぁぁぁ!!」


「死ねひじかt・・・じゃなかった桂ぁぁぁぁぁ!!」


「ドサクサ紛れて何抜かしてんだ総悟ぉぉぉぉ!?」


そう簡単に捕まるか!!逃げるぞエリザベス!!」





爆弾とバズーカ飛び交わせながら、桂さんと
真撰組の面々が通りで追っかけっこしていた。

って相変わらず敵対してんのか・・・・


あの作戦が嘘みたいだな。







街に出て、ビルの巨大モニターを見上げてみれば





『みんな〜!今日はお通の平和記念ライブを
見てくれてありがとうキビウンコォォォ!!』



「あ、お通ちゃんよ!」


「平和記念ライブか・・・・」





こっちも変わらず元気そうなお通ちゃんの姿が
バッチリと映し出されていた。





『当たり前だった平和な生活が今回起こった事で
一瞬で崩れるなんて考えもしなかった人が多いはず。

だから平和のために新曲を作りました!





ああ、平和の歌か・・・どんなだろ?





『それじゃあ聞いてください!
「お前のダチ公またやらかした!」です!』


何やらかしたんだぁぁぁぁぁ!!
つーか全然平和的じゃねぇぇぇぇぇ!!!






『お〜前のダチ公、また懲りずに万引き〜。』


しかもしょぼ!!歌詞しょぼ!!





これ以上聞いたらとんでもない事に
なりそうだから、この場から足早で去る事を即断


そこに





「お妙さぁぁぁぁぁん!!」


「お良ちゃぁぁぁぁん!!」


「「結婚してk「「しつけぇんだよ
ゴリラ(モジャモジャ)ァァァァァァァ!!!」」






お妙さんとお良さんの怒号が響いた。







「ああまたあの二人・・・・・
つーか近藤さん仕事・・・・・」







女性二人は俺に気付くと、怒りに歪んだ顔を
瞬時に にこやかなものへと変えた。





「あ、さんじゃない!」


「カッコよかったよあの会談!」


「ハハハ・・・向こうはちょっと
友好的じゃなかったけどね・・・」





さっきの君らみたいに、という言葉は飲み込む。







そうこうしてる内に割り増しで流血してる
辰馬さんが 身を起こす





「おおさん・・・随分出世したぜよ・・・」


「おい頭から血出てんぞ。」


「ああ・・これ・・・トマt
「だから何でいつもトマトなんだよ!!」





ツッコんだ後、すぐさま陸奥さんが現れ







「またこんな所で油売っとるんか
早く行くぜよクソモジャ。





有無を言わさず襟首掴まれて辰馬さんは
引きずられながら去っていった。







・・・・確か 後で聞いた話だが

ミズーリの弾薬、燃料物資は
快援隊が出してくれていたらしい。





ありがとうな・・・・辰馬さん・・・・・・











夜になって、スナックお登勢で俺達は
銀さん達と酒を飲み交わす。





「しっかしも出世したもんだねぇ〜。
あたしもアンタみたいな有名人が客で鼻が高いよ」


「いや俺はそんな大層なもんじゃないよお登勢さん。」


「でもカッコよかったですよさん!」


「ハハ・・・・・あれ、神楽は?」


上で寝てるんじゃねぇの?サニーと一緒に
寝るんだってはしゃいでたし」





そうか・・・しかしこれで、彼女を狙う危険は
全て無くなっただろう。

もうサニーは大丈夫だ 好きなように生きればいい


・・・この俺も、また





「で、これからの人生・・・どうするつもりだ?





聞かれて 静かに思いのたけを語る。





「これから・・・江戸で出来た仲間と一緒に暮らす
・・・そして護るべきもののために戦う。


これからの生き方は俺が決める。
縛られることも強制されることもない。








銀さんは、ふっと口の端を綻ばせた。





「そうか・・・・そんじゃ好きなように生きな。


「銀さん・・・・・・・・」


「んじゃ、今日の飲み代よろしく。」


「調子に乗んな天パ。」


「ごめんなさい・・・・・・」









戦いのゴタゴタが落ち着いてから、アメリカは
賢者達に代わる平和維持組織『愛国者達』を設立した。





主な仕事は・・・世界を一まとめにすること。


世界の核廃棄、紛争の鎮静化、外宇宙の
侵略者への対策と軍事強化






今度こそジェームズとママの目指した
平和な世界を実現するために・・・







これで・・・・俺達のような子供や・・・・

ネイキッドのような者が生まれないだろう・・・・











日付、時刻共に未明 アメリカ某所で・・・・







「ええ・・・これで世界が一つになります。

ビッグ・ママが目指した平和な世界が
出来上がるのも時間の問題でしょう・・・・・」





オセロットは誰かに電話をしていた。





「はい・・・・ビッグ・ボス、いや"雷電"はもう大丈夫でしょう。
我々が仕向けたFOXALIVEで無事生還しました


万が一のことがあっても問題ありません。
彼なら必ずやってくれます。


・・・・・ええ、今度こそ、私の母が
目指した世界を実現させるために・・・・・

ええ・・・・では・・・・・ゼロ少佐。





ニッと笑いかけてから


オセロットは電話を切った。











「ジャック!ローズ!焼けたよ!」





あくる日、早起きをしたサニーは
目玉焼きを達に振舞っていた。





「おいしそうね!」


「ああ、うまそうだ。」





皿の上に キレイに焼けた三つの卵が見える
湯気の立つ目玉焼きが乗せられる。





「太陽みたい・・・・・陽はまた昇る・・・」







アウター・ヘイヴン編  完








――――――――――――――――――――――――
後書き(退助様サイド)


退助「さあ大波乱なこの長編も無事最後を迎える事が
出来ました!このサイトの管理人、閲覧してくれた
読者の皆様、そして開発者の小島監督に大感謝です!」



ネイキッド「諸君、ご拝読を感謝する。


新八「で、オセロットさんは結局何者なんですか?」


オセロット「分からんか?全ては賢者達を滅ぼし
ビッグ・ママが目指した世界を実現するために
行動していたのだ。」


退助「そうそう、賢者達に従うフリをして
達を助けていたって事。
これは 初めて出会った時からなんだよね?」


オセロット「ああ・・・・俺もやっと見つけた
ライバルを消すわけにはいかなかったのでな。」


銀時「所で・・・もうこのシリーズ
終わるんだろ?今後の掲載も・・・・」


退助「う、うん・・・・哀しいけど
このシリーズはこれで終わりです。


みなさん。是非本編もプレイ又はプレイ動画を
見てみてはどうでしょうか。
決して期待を裏切らないクオリティです。」


全員『みなさん、さようなら。
また何処かで会いましょう。』










退助「と言うとでも思っていたのかぁぁぁ!!!」


全員『ええええええええええええ!!?』


新八「ちょっとぉぉぉぉ!!このシリーズ
終わるんじゃなかったんですかぁぁぁ!?」


神楽「アニメでやった終わる終わる詐欺の再来アル!」


銀時「んなことして許されると思ってんのかコノヤロー!!!」


退助「いや待ってよ このシリーズ自体が終わるとは
誰も言ってないだろ?MGSシリーズとして
最終回だって言いたいの。


銀魂自体はまだまだ続くから
これからも書いていこうって魂胆なの。」




ネイキッド「全員構え。」


退助「え?
ちょ、みんな何でこっちに獲物向けて・・・・」


全員『地獄に堕ちろぉぉぉぉぉ!!』


退助「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」







まあ何はともあれ・・・・これからも
の活躍は続きますので


これからも温かい目で見守って下さい。




 様  


ご拝読ありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いします!