ついに遭遇したスクリーミング・マンティスと戦闘に入る。





だがマンティスに銃口を向けても操られてるせいか
すぐに他の所に向いてしまい、狙いが定まらない。


それ所かメリルに銃口がいってしまう。





これで指を操られたらひとたまりもない・・・







『中々粘るな、ならこれならどうだ?』





奴の言葉と同時に 急に身体が言う事をきかなくなり


銃口がメリルへ向けられ、指が引き金を引こうと動く。





「やめろ・・・!!」


『ハハハハハハ!!!』





抵抗すれど、引き金が引き絞られようとして







突如マンティスの人形が攻撃され 手の動きが止まった。





何とか引き金を引かずに済んだか・・・・


いや、それよりも誰があの人形に攻撃を・・・?





「随分苦労しているみたいだな!」







M4A1を肩に掛けて立っていたのは・・・・


スニーキングスーツを着たスネークだった。





「スネーク!?」


「待たせたな!!」


「どうしてここに!?」


「もう一度カタパルトからここに入った。
ジャック、奴の人形を撃て!そして人形の糸を切って奪うんだ!」





なるほど・・・あの人形で俺達を操っていたのか・・・・


だが対処法が分かった所で、またあの人形に
操られる状況は変わらない・・・・


どうすれば・・・・・?





「ったく、世話の焼ける奴だぜテメェは。





悩む俺を茶化すように、銀さんが現れた。











ACT−20 ラテン系の女は皆がリーゼントでもないよ











「銀さんも来てたのか・・・・」


「とにかく今はそこの女を倒すことに集中しな。」


『フン、小賢しい!』





マンティスが火の玉を俺達に当て、また
身体の自由が利かなくなる。


ぐっ・・・・・スネークも同じく、か。





んだこりゃ?
火の玉に当たったのに熱くも何ともねぇな?」





だが 銀さんだけは操られていないようだ。







どういう事なんだ・・・・?


俺とメリル、スネークを操れて銀さんは操られない。





俺達にあって銀さんにないもの


・・・・・・まさか!?





「スネーク!!この注射を打て!!





気付いて俺は、スネークに注射器を投げ渡した。





「どういうことだジャック!」


こいつはナノマシンを利用して行動を操っているんだ!
それでナノマシンの活動を抑制出来る!!」


「なるほど、だからこの天パには
効いていないということか!」


「だったら早くぶち込んどけ!
俺ぁテメェらに撃ち殺されるのはごめんだぜ!」



言いながら銀さんは周りにいた強化兵を
木刀でしばき倒していく。





スネークと俺は注射を打ち マンティスの支配を断ち切った。







『やるな!流石だな!!』





とりあえずはこれでマトモに戦える・・・だが俺は
何処まで持つのか分からない・・・・


薬の耐性が出来てしまってるからな・・・・





出来れば早めに、奴の人形を奪わなければ・・・・・







『ならこれはどうだ!』





マンティスはメリルを操り、自分の前に出し盾にする。





クソ!あれではメリルに当たってしまう!」





逡巡するこちらを嘲笑うようにマンティスが
メリルに銃を向けさせた。





「俺を無視してんじゃねぇぞコラァァァァァァ!」


そこに銀さんがマンティスへと突っ込み
木刀の一打を浴びせた。





『グワァ!?』





奴はよろけ、拍子にメリルが倒れる。







!!要するにこいつがありゃ操られないんだよな!」





銀さんが手に持っていたのは・・・・・
ソローの形をした人形だった。





『ソロー人形が!?』


「でかした銀さん!!これで奴はメリルを操れ」


いや待て!あれを見ろ!!」


『よくもやってくれたな!罰をこいつに受けてもらう!』





マンティスは悔しげにまたメリルを前へ出るよう動かし


メリルの頭に、自分の銃を向けさせていた。





「あれ?おいどういうことコレ!!
これなかったら操れないんじゃなかったのかよ!?」


お前馬鹿か!!それは死者を操るためのソロー人形だ!!
俺達を操れないようにするのは あのマンティス人形の方だぞ!!」


知るかぁぁ!こちとら何が何の人形か分かるかっつの!
新連載の漫画家の話の流れ的にワケわかんねぇんだよ!!」


「んなこと言ってる場合じゃねぇぇぇぇ!!」





このままじゃ メリルが・・・・!!





「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」





俺はパトリオットを乱射し マンティス人形に当て続け
糸を切り落とす。





何!?マンティス人形が!?』


「今だ!!」





床を蹴り、奴等が人形を手にするよりも早く


俺は落ちていたマンティス人形を奪った。





「でかしたジャック!」


『ジャァァァァァック!!』







マンティスがテレポートで俺に近づき、腕に付いた
マチェットで斬りつけようとしたが





攻撃を、ナイフで間一髪受け止めた。


その留まった一瞬を付いて





「おら食らえダースベイダーもどき!!」





銀さんが木刀でマチェットを叩き折った。





「ってダースベイダーってどういうことだよそれ?」


「いや、なんか頻繁にコーコー言ってっから。」





相変わらず分かりづらいなぁもう・・・・・・


あと、管理人に怒られても知らんぞ・・・・っと
内輪のネタは置いとくか





「とにかく奴を倒すぞ!!」







俺とスネークはライフルをマンティスに浴びせたが
一向に効いている様子がない。





操れなくなったのはいいが、このまま
放っておくわけにもいかない


どうすればいいんだ・・・・どうすれば・・・







・・・・あれ?待てよ?


この人形・・・・オーラを纏っている・・・・
使えそうだな・・・・・





確かナノマシンを使って操っているんだったな?


もちろんマンティスにもナノマシンがある・・・





・・・これはいけるかも!!









「銀さん!スネーク!俺に任せてくれ!!





俺はすぐマンティス人形をマンティスに向けた。





!?どうすんだそれ!」


「まさかそれ使えるのか!?」


「やってみないと分からん!」





だがもし使えるなら・・・・
今まで人を操った代償を払ってもらう!!







振りかざした人形から火の玉が出てきて


マンティスに当たった瞬間、奴の動きが止まった。





『な、何だと!?』


「おおいいぞ!!やっちまえ!!」


「マンティス・・・人を操って人の心を
弄んだ代償を払ってもらう!!」





俺は人形をでたらめに振りまわした。


マンティスも それに合わせた動きを見せる。





『グワァァァァァァ!!』







マンティスが宙を舞い、床に叩きつけられる直前で止まった





奴の周りに空気の渦が発生し マンティスが
持っていたナイフが渦の中で回ってゆく。





「気をつけろ、まだ何をしでかすか分からない。」







マンティスの顔を覆っていた殻が剥がれ飛んだ瞬間


周りを旋回していたナイフと腕が突然吹き飛ばされ


その内の一本が俺の顔スレスレに飛んで
後ろの機械に刺さった。







そして・・・・マンティスの素顔が露わになる。





「んだこりゃ?
こんな別嬪さんが敵だったっつーのか?」


「ああ・・・マンティスの殻が破れた瞬間だ・・・」





マンティスがこちらに転げ落ちてきて、ゆっくりと
身を起こしながら立ち上がる。





『ハハハハハハハハハ・・・・・』





笑みを湛え、俺の方へと歩み寄るが







『私の頭に悲鳴が聞こえる・・・・悲鳴が!


すぐに他のビースト同様 様子がおかしくなった。





『もうやめて!
聴きたくない!もう聴きたくない!!』






マンティスが有らぬ方向を見て怯え始める。





「怖い!怖いわ!怖いのよ!!頭が痛い・・・!!
もう許して・・!!勘弁して!!」



「おい・・・何なんだよこいつ?何が・・・?」


「マンティスが受けた戦場のトラウマだ。
けど一体何が彼女をあそこまで・・・」





彼女は何かの扉を叩くように、両手で宙を叩く。





ここから出してぇぇぇぇぇ!!!
息が・・・・・息が詰まる・・・!!」





苦しげに首元を押さえ マンティスは倒れこんだ。







「ジャック、奴は死んだのか?」


「いや・・・・まだのはずだ・・・
だがこれを撃ち込めば苦しみから解放される。」







俺は特殊弾を拳銃に装填し
程なくして起き上がったマンティスに向けた。







「さあ・・・・
早く私の身体から出て行って・・・・・」


「んだよ?誰もアンタの身体に棒なんてさし
「「やかましいわ!!」」ギャップゥ!?







俺とスネークは銀さんを蹴り飛ばして気絶させた。





ったくこんな時にアダルトな発言しやがって・・・・・・





「私を許して・・・・・解放してぇぇぇぇ!!


「言われなくてもすぐに解放してやる・・・!」





俺はマンティスに最後の銃弾を撃ち込んだ。





「ああああああ!!」





マンティスはのけぞり、そのまま倒れこんで
他のビーストと同じで自然に蹲った。







「ジャック・・・・今度こそ死んだんだな?」


「・・・ああ・・・・
ホントなら別の方法で救いたかったよ・・・・」







マンティスも戦場で精神が壊された・・・・


後からドレビンから聞けるとは思うが
どんな話が出てくるんだ・・・・?







しかし沈黙を割いたのは無線のコール音ではなく


突然動き出し、一箇所に集まっていく
マンティスを覆っていた殻だった。





一体何が起こってるんだ・・・!?








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後書き(退助様サイド)


退助「さあ最後のBBも退け、残るは
ソリダスのみとなりました!!」


銀時「つーか何で俺あんな扱いなんだよ・・・・
カッコいいシーン殆どねぇし いい加減泣くぞ。」


退助「だってアンタならあんな発言しそうだし
・・・・そんなイメージだし。」


神楽「確かにそうアルな。
普段からバリバリでセクハラ大魔神ネ」


妙「銀さんって貧欲で変態ですからね。」


新八「そこまでにしてあげましょうよ・・・
でもあのマンティスって人も
重度のトラウマを抱えているんですよね?」


退助「そうそう、恐らく一番
鬼畜な目にあっているかと。それは次回で。」