ヘイヴンが浮上し、いよいよ突入の時が来た。





今度こそソリダスを倒す・・・・・なんとしても!





決意を新たにし、ソリッドアイをオンにした。







轟音と共にヘイヴンのミサイルハッチが
一斉に開き出していく。





「敵、迎撃態勢!!」


「速度、落すな!!」






レールガンが動き出した。あまり時間がないな・・・・







大佐から 全方位通信が入ってきた。





君達の失敗は世界の、人類の終焉を示す!
必ずレールガンによる核弾頭の発射を阻止し
そしてG.Wを破壊せよ!』







その瞬間、ヘイヴンから無数のミサイルが飛んできたが





「てぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」





メイ・リンの合図と同時にミズーリの主砲
対空砲が発射され 飛び来るミサイルを迎撃する。





ミズーリの攻撃の何発かがレールガン周辺に着弾したが


レールガンは健在だ。







「目標に命中!損傷軽度!」


「迎撃きます!」





撃ち漏らしたミサイルがミズーリの周辺に着弾するも
ミズーリに損傷はない。







そしてミズーリは・・・・ヘイヴンに
ぶつかる直前まで接近した。





「総員衝撃に備え!つかまれ!!」





ブリッジにいる全員が身を屈めた直後


ミズーリとヘイヴンがぶつかり


金属が擦り切れる音を鳴らしながら、火花を散らす。







「うわぁぁぁぁぁぁ!?」





米軍兵士や隊士、志士達が衝撃で大勢転んでいた。







耐える内に開かれた部分が目の前に来る


打ち出すなら今しかない!





「いいぞメイ・リン!!」


「出せぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」





合図によって、カタパルトが動き出し
俺達は上空へと打ち出された。











ACT−19 ジャンプして着地した時、
足がジーンってなるよな?な?












宙を舞い、とメリルは
何とかヘイヴン内に入れたが・・・







ジョニーだけが空中でバランスを崩し





「うわぁぁぁぁぁぁ!メリルゥゥゥゥゥ!!」





落下して そのままミズーリに戻ってしまった。







「テンメェ何してやがんでぃ!」


「あんだけ怖い思いさせといて何で落ちてきたアルか!」


こんな時もボケ倒したいのか!
そこまでしてボケ倒したいのかぁ!!」





すぐさまジョニーは銀時と神楽、沖田の制裁を受ける。





オイィィィ!!
今んなことしてる場合じゃねぇだろ!!」


「トシの言う通りだぞ万事屋、総悟!とにかく
君達が入れただけでもよしとしないか!」


「で・・・こいつはどうするんですかぃ?
また打ち出しやすかい?今度は海の藻屑にして。」


ええええ!?いやだよそんなの!
早くメリル達と合流したいし・・・」


「なら俺と行くかアキバ?」





そう言って現れたのは、スネークだ。







「メイ・リンにもう一度打ち出すように頼まれたのでな・・・・
もう一人分カタパルトが余ってるが、どうする?


「それなら俺にも行かせてくれよ。」





銀時が自らを指差しながら名乗り出る。





「今のあいつぁ 何か無茶しそうで危なっかしいからな。」


「分かった。」







ジョニーは何かモゾモゾとしていた後
思い切ったように、神楽の方に向かった。







「そこの夜兎の娘さんに頼みたい事がある。
俺を出来るだけ高く 早く投げ飛ばしてくれ。
早くメリルと合流したいんだ!」


「人間カタパルトアルな 任せるネ!」


早、了承するの早。」


「行くアルよ!!ホアチャァァァァァァァァ!!!


有無を言わさず神楽はジョニーの胸倉を掴むと
持てる力を十二分に発揮しながら投げ飛ばした。





「ちょ、力強すぎだって!壁にぶつかるって!!
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?






ジョニーがハッチの壁に思いっきりぶつかり
そのまま中の方に落ちていった。







「あ、間違えちゃった。」


「間違えちゃったじゃねぇだろ!!」













その頃・・・・俺はヘイヴン突入に成功したが





思いっきり叩きつけられ、Mk.Vも
何処かに飛んで行ってしまって


着地にしくじり しばらく転がった後止まった。





「あたたたたたた・・・・・・・」





かなり乱暴な突入だったがどうにか
ヘイヴン内部に入れたようだ・・・・・







身を起こしつつ、すぐにM4を取り出して
周りを警戒している時に無線が鳴り出す。





『ジャック・・・』


「メリル、何処にいるんだ?」


『・・・ごめん、右足を打った。』


「歩けるか?」


『何とか・・・・・クッ・・・くそ!


「大丈夫なのか!?」


『やっぱりSOP抜きだと痛いわ。』


「生きてる証拠さ、でジョニーは・・・・
落ちたよなあれ?多分落ちたよな?」


『ええ・・・でも幸い海には落ちてないようね。
ジャック、すぐ追いつく!先に行って!』





直後、無線越しに銃声が聞こえて





『ああ!』





メリルの悲鳴の後 無線が切れた。







「メリル!?どうした!?メリル!!







何かの気配が迫るのを感じ、M4の銃口を向ける。


と・・・そこにあったのはMk.Vだった。





突入した時点で、ステルスで隠れて
ここまで移動してたみたいだ。





「オタコンか・・・・・よかった。」


『待たせたね。』





オタコンが俺に呼びかけて





チュン、と銃弾が横を掠めて飛んでくる。


『うわ!?』


即座にMk.Vがステルスをオンにして隠れた。





視点を前に動かすと 次々と天狗兵とカエル兵が
走ってくるのが見えた。





もう手が回っていたのか・・・・


というより、なんて数だ・・・・







『ジャック!聞こえる?』





無線が入ってくる、メイ・リンか。





『G.Wは船尾の方向よ!急いで!







なるほど、とにかく向こうに行けばG.Wが
待っているという事か・・・・・







『ジャック、早くそこを離れた方がいい。』


「オタコン・・・今まで隠密を護ってきたが・・・・
今回はそうはいかない。何も考えず、強行突破で行く!!


分かった!僕も出来る限りついていくから!』


「行くぞ!!」





M4を片手に持ち替え、空いた手にパトリオットも出す


そして床を蹴り 敵陣へと突貫した。





「いたぞ!!あそこだ!!」


「うおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」





群れ来る兵達に、ライフル2丁で全方位に
銃撃を仕掛け 次々と撃ち倒していく。







「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「どけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」





進む俺の目の前に、月光が立ちはだかった。







「邪魔だぁぁぁぁぁぁ!!」





蹴り飛ばそうと足を動かした月光へ飛び上がり


頭部に乗っかると、至近距離でパトリオットを
ぶっ放して破壊した。







月光から跳び下りた先にあったのは水密ドア。





ジャック!そこから中に入れる!!』


「ああ!」


すぐに水密ドアを 開け中に入る。





追撃出来ないようスモークグレネードを投げて
敵の視界を奪い、奥にあったエレベーターに乗り込んだ。











・・・エレベーターが下に向かっていく途中で


ブリーフィングの出来事を思い出していた。









『G.Wへと繋がるルートにはマイクロ波の一種である
指向性エネルギー兵器が設置されている。』


『マイクロ波だって!?』


『生身の人間は瞬く間に蒸発を始めてしまう。』


俺にやらせてくれよ?うってつけじゃないか。』


『俺達がそんなんでテメェを避けると思ってんのか!
んなちっぽけなモンで迫害すると思ってんのか!!』



護られてばかりはもう嫌なの!!
私もの役に立ちたいの・・・だから・・・!』









今思うと ホントに銀さん達には
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。







巻き込まれておいて当の俺は


自暴自棄になって死ぬ事ばかり考えていた・・・・





そうだ・・・


FOXDIEの事は全てを終わらせてから考えよう・・・・・







エレベーターが止まったので、俺は奥へと進む。







足を踏み入れた広い空間の目の前には
立体映像の地球が映し出されていた。


椅子らしきものもあるし、何かの作戦室なのか・・・?







ふと奥を見ると そこにメリルが倒れていた。





「メリル!?」





気絶しているのか起きる様子がない・・・・







彼女へ近寄ると、周りから天狗兵とカエル兵が
横から上から次々と現れる。


中にはアクロバットを披露しながら出てくる奴もいる。





くっ、メリルをだしにしやがったのかこいつら・・・!





とにかくここにいたらメリルに当たってしまう。


巻き込まないよう、その場から離れた直後
強化兵と銃撃戦が始まった。







接近してくる相手はCQCで気絶させ
蹴り飛ばして麻酔銃を撃ち込んだ。





銃撃の際に時々、一瞬だけだが目が霞む。





そろそろ俺の身体も限界か・・・・・
早めに決着をつけなくては・・・・









大方敵を排除し、再びメリルの元に走り寄った。





「メリル・・・・!」


「ジャック・・・・・・」





ようやく目を覚ましたメリルがゆっくりと起き上がった。


だが何処か不自然だ、まるで操り人形のようだ・・・・





彼女はぎこちない動きで こちらに
デザートイーグルを向けてきた。





「メリル!?」


「ジャック・・・!逃げて!


同時に何かが飛んでくるのを感じ、横に転がり避けた。





『ハハハハハハハ・・・懐かしい やはりお前の波長だ!





突然 不気味な声が室内に轟く。


最後のBBか・・・・





だが女の声に混じった男の声は
何処かで聞いた覚えがある・・・





「まさか・・・・!」







嫌な予感にメリルへ視線を向ければ
案の定、彼女の様子がおかしくなった。





ロングバレルに改良された
デザートイーグルを自分の頭に向けている。






あの時・・・


シャドーモセスであった事と同じ・・・・!





「よせメリル!!」


「ジャック・・・・!」







メリルが引き金を引きかけて―





銃声が聞こえ、糸が切れたようにメリルが倒れこんだ。







・・・・デザートイーグルに硝煙反応はない


一体 何が起こってるんだ・・・・?





銃声のなった地点へライフルを向けると





そこに佇んでいたのはジョニーだった。


「ジョニー!」


メリル!間に合ってよかった・・・・」


「ジョニー・・・・・」





あれ?メリルが『アキバ』じゃなくて
『ジョニー』って呼んでる?


ホントに江戸で何があったんだ・・・・・?







戸惑う俺を無視し、再会を喜んでいる二人を
邪魔するような出来事が起こった。







死んでいるはずの強化兵が起き上がり


こちらに銃を向けてきた。






「待てジョニー!!」





起き上がった強化兵がこちらにP90を撃ってくる。


ジョニーは メリルを庇った後倒れてしまった。





「っくそ!」





俺はすかさずライフルを奴らに浴びせた。







こいつらは死んでいたはず・・・・待てよ、この状況
何処かで・・・・・・!!







上の方から、誰かが降りてきた。





『久しぶりだな、ジャック!』







宙に浮かんでいるのはスクリーミング・マンティス


その後ろにうっすらと サイコ・マンティスの影が見えた。





「やはりお前か!サイコ・マンティス・・・!


『いや、それはもう一人の私。叫びが聞こえるか?
戦場の叫びだ!さあ悲鳴を上げろ!吼えろ!
心の底から叫べ!!






マンティスの人形から火の玉が飛びだし
それがメリルとジョニーに当たった。





メリルはまた操り人形のように立ち上がったが


ジョニーにそのような傾向が出ない。





ん?こいつは・・・・・?』





マンティスがまた火の玉をジョニーに当てたが
彼にはまたしても、何も起こらない。







「メリル・・・・・・!」





ジョニーは弱々しくメリルに手を伸ばした後、気絶した







『そういうことか・・・・』







何か確信をもったマンティスは
立体映像の地球の上に行き、火の玉を次々と出し


俺やまわりの強化兵に当てて操った。





うぐっ・・・身体が思い通りに動かない・・・・
だがここで負けるわけにはいかない!


必ず生きて帰る!銀さんと約束したんだ・・・・!


そして全てに決着をつける・・・・・!








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後書き(退助様サイド)


退助「さあいよいよ最後のBB
スクリーミング・マンティスと対決です!」


銀時「の野郎、急に超人みたいな事しやがったな
跳び上がってあの牛やっつけちまったし。」


新八「それ言ったら銀さんとか
ここの夢主のあの人はどうなるんですか・・・・」


ジョニー「ちょっと君・・・もう少しデリケートに
投げれないの・・・・?痛かったよマジで・・・


神楽「投げろ言ったのお前アル!私悪くないネ!」


メリル「アンタあんまりジョニーを手荒く扱わないでよ。
結構ヤワなんだから。」


近藤「つーか俺達の活躍ってなしなの?」


退助「それはもうちょっと後になってしまいますが
全員出すのでご安心を。それとこのサイトに出てきた
銀魂の夢主大集合で。」


新八「え!?
いいんですかそんな勝手なことしちゃって!?」


退助「大丈夫でしょ?名前は出さないし・・・
あくまで匿名だから。」