エヴァの操縦するWIGですぐさま、ザンジバーランドから脱出し





その直後、







大陸全体が大爆発を起こし・・・海に沈んでいった。









・・・俺は、江戸へ銀時達を送り出した後





アメリカへ一時帰還することとなった。







そして現在 俺は―ここ、ホワイトハウスにいる。







大統領からの表彰を受けるため、


普段着慣れた戦闘服ではなく、軍の将校のみ着られる
高級な軍服を着て 長い通路を歩いている







・・・・・・正直、この服は好きではない。





取り繕ったような作りが どこと無く
窮屈に感じるからだ。







今の俺には・・・余計に・・・









大統領のいる部屋の扉が開き、中にいるみんなが
入ってきた俺を拍手で迎えた。







記者や要人達の中に混じって、





「おめでとう!ジャック!」





グロズニイグラードの時、
医療サポートをしてくれたパラメディック







やっぱりあんたは大したやつだよ!おめでとう!」





武器、装備専門家 シギント







「やはり、私の目に狂いはなかったな。
おめでとう、ジャック」






俺をFOXにスカウトしたゼロ少佐







シャドーモセスの時が嘘のようね。おめでとう。」







メリルと他に、オタコン、ソコロフ、
メイ・リンも 笑みを称えて立っていた・・・・・







大統領の前まで進み出ると、彼は威厳たっぷりに口を開く。





「君に、ビッグ・ママを継ぐ称号
『ビッグ・ボス』の称号を与える。


君は、アメリカの英雄だ。」





胸に 勲章をつけて頂き、俺は敬礼でその意を返す。







大統領と握手した後、カメラのフラッシュが
眩しいくらいにたかれる。







・・・しかし、どうしても喜びの表情を
表すことは 出来なかった。









みんなは拍手して祝ってくれている・・・・・・


「アメリカを救った英雄」として・・・







けど、俺は 英雄なんかじゃない







・・・・・・親を殺した俺に 褒められる資格など
本当はありはしない・・・









「おめでとう、英雄よ」







CIA長官が握手を交わそうと手を差し伸べる





・・・・・俺は、それを無視して部屋を後にした。









「ジャック?どうしたの?」


「何処に行くんだよ、おい!」


「ジャック!長官に失礼だろ!」


「ジャック!待って!!」


「もうやめないか・・・!」







大佐の一言に、ざわめきだった皆の視線が集まる。







「彼は・・・称号を受けるために
ビッグ・ママを殺したわけじゃない・・・


みんなも、それは分かっているはずだ」








その場が 水を打ったように静まり返る。







CIA長官が、戸惑ったように声を上げる。





「しかし・・・アメリカは彼を必要としている。
大佐、ニューライフ作戦を中止にしないか?」





大佐は彼を一瞥し、静かに首を横に振る。





ジャックは、まだ若い。
国全体の宿命を背負うには今の彼にとっては酷すぎる。」


「しかし・・・・」


長官。私なら、
『ビッグ・ボス』の称号を与えはしなかったぞ」





鋭い視線に気圧され、長官は言いかけた言葉を飲み込む。





「だが、彼にはまだ可能性がある。
私は、見守ることしか出来ないが・・・


ジャックはまだ強くなれる。
そのためにはアメリカは狭すぎる。」


「だが、アメリカはどうするのだ?」







しばしの沈黙を置いて 何も語らずに
話を聞いていた大統領が、口を開いた。







「なら、彼と同じ兵士を育成するというのはどうだ?
『戦闘員』『諜報員』を重ね合わせた兵士を・・・・」


「なるほど、さすがは大統領。」





ゼロ少佐が 思わずそう返す。





「そう、いつ彼が帰ってきても笑われないようにな・・・・」







微笑んだ大統領に、大佐と長官は 笑みを持って返した。







「「・・・・分かりました・・・」」









ホワイトハウスを出て、俺がまず向かったのは花屋。







「すいません、この写真にある花あります?」







店員は写真を見つめて 戸惑うようにメガネをいじる。





「はい、オオアマナですね。
でもあまり数はありませんが・・・・」


「構いません、少しだけでももらえるなら・・・・」


「はい、では少々お待ちを」





少しの間を置いて 店員は白い花で出来た
小さな花束を持ってきてくれた。







オオアマナ


ママとの決闘の場で 咲いていた花だ。







それを受け取り、すぐに別の場所へ向かう。





右手にはママの愛用銃『パトリオット』を持って・・・・









たどり着いたのは 手入れの行き届いた墓地





アメリカのために死んでいった者達が
無数に並ぶ墓石の下で 静かに眠る。







彼等はみな・・・『愛国者』と掲げられ、葬られた。







俺は、真っ直ぐにママの墓に向かう。







墓の前には すでにエヴァが佇んで黙祷していた。











第十四話 人生は好きに生きたモン勝ち











「来ていたのか・・・・・」


「ええ、彼女には色々助けてもらったから
・・・グロズニィグラードの事、覚えてる?


「ああ、君の正体がウォルギンにバレて
その時は、殺されたと思っていた


でも・・・君は外で待っていたな。」





エヴァは頷いて





「ヴォルギンから助けてくれたのが・・・
ママだったの。」







何だって・・・?初耳だ・・・・・







彼女はクスリと笑みを浮かべて続ける。







「私は、彼女に憧れた・・・・


あなたがずっと惚れていた人だったから
ちょっと妬いて、あなたを振っちゃったんだけどね。」


「そんなこと考えてたのか・・?」


「あら、やらしい意味じゃなくてよ?」





誰も聞いてないってそんなこと





ツッコミたかったけど、軽くスルーされそうだから
口には出さないでおく。







間が持たなくなったのか エヴァは話題を変える。





「あなたが遺産を任されたって、聞いたけど?」


「・・・ああ、ママから受け取ったがママの個人資産も
混ざっていたらしくてな、すごい額だった。」


「いくら?」


「50億ドル」


「ええ!?50億!?」


「おっおい!声でかいぞ!!」





俺は慌てて彼女の口を塞ぐ。


こんな所まで聞き耳を立てる奴はいないとは思うが
用心するに越したことは無い。





「あ・・・ごめんなさい・・・」


「全く・・・・・」


「・・・・でも、お金があっても・・・・
死んでしまった人は帰っては来ない・・・・







そう呟き、エヴァは少し俯いて







目に涙が溜まるのが見え 俺は少しだけ顔を逸らす。







「私は、彼女から聞いていた・・・
彼女は・・・・国のために死んでいった・・・」







彼女は、とうとうと語り始める。











偽装亡命と遺産の奪回を初めに計画していたのは
アメリカ側だったということ







ヴォルギンの核攻撃により、彼女は抹殺される立場
陥り 自決すら許され無かったこと







亡命したリキッドから どうにか遺産を取り返したこと





そして、アメリカとソ連の歴史に犯罪者として
名を残して死ぬことを架せられていたこと







愛する俺の手に、かかって死ぬという結末で・・・











「確かにママは言っていた、国に全て捧げたと・・・
でも 俺が手にかけたことに、変わりは無い・・・」


「そうね・・・でもあなたのせいじゃない。


彼女は、あなたの手にかかっても本望だったと
言っていたわ それが・・・・・


あなたに捧げる彼女の・・・・・
帰還報告(デ・ブリーフィング)・・・



彼女こそが・・・・真の愛国者・・・・・・・」







泣きながら、エヴァはそう答えてくれた。









最後に ママの本当の答えが聞けて







本当に―良かった・・・・・・









「教えてくれて、ありがとう。
やっと俺の中にあったモヤモヤが消えたよ。」


「いいの、こっちこそありがとう・・・
そして今まで黙っていて・・・ごめんなさい・・・」


「いいって、もう。」







顔を上げたエヴァの目から 涙が幾筋もこぼれ





それが、ひどくキレイで







「ジャック!」







エヴァは、俺の胸に顔をうずめて 泣いた。









・・・彼女ほど強い女性が
こうして泣いたのを見たのは、初めてだ。











泣き止んだエヴァがその場を去ってから





俺は、パトリオットとオオアマナをママの墓へ置く。









ママの影がうっすらと墓の側に浮かび上がり





優しい声で、俺に語りかけた。







『ジャック・・・あなたはまだまだ強くなれる。
アメリカを背負うのは、まだ早すぎるわ。


江戸で自分を磨き、強くしなさい。


それがあなたにとっての『愛国心』を表せることになるわ。
あなたなら、江戸に迫る危機を救える架け橋になれる。


最後に、これだけは忘れないで・・・


私はいつでもあなたのことを想い、愛しているわ。







俺は、ママの墓に向かって 敬礼した。









そして・・・・俺の目には・・・・







流れるはずのない・・・・涙が 一滴流れた・・・・・















事件から、半月経った江戸では
何事も無かったかのように時が流れ・・・・・・







万事屋では、新八と神楽がぼんやりと窓の外を眺めていた。





「あれからさん、戻ってきませんね・・・・」


 もうアメリカから帰って来ないアルか?」


あん?関係ねーよ。元から任務でここにいたんだし
ほっといてもいずれアメリカに帰ってただろうぜ」


「そうですけど・・・・・」







そこに、息を切らせてお登勢が入ってきた。







「ちょいと銀時!大変だよ!!
が・・・・が帰って来たよ!!」



さんが!?」


「しかも、『報酬は滞納家賃返済と
3ヶ月分の家賃にしてくれ』ってこんな大金を!!」







ズルズルと引きずってきたトランクを開けると
中には札束がぎっしりと・・・







「「「マジでかぁぁぁぁぁ!!!」」」





三人は思わずトランクへと詰め寄って中身を凝視する。





なななな何ですかこの大金!?
7ヶ月分の家賃払えるってどんだけ金持ちなんですか!!」


「なんか『素直に受け取ってくれ、それがママの意志でもある』
って、わけの分からないことも言ってたけど・・・」





真剣な顔で銀時は札束の一つを掴んで、





そうか、あいつの母ちゃんいい奴だな・・・
よし ここはいっちょパチンコでこの金を倍に」


「「家賃が先だァァァ!!」」







新八とお登瀬の同時ツッコミ&キックを喰らった。









時を同じくして、新撰組屯所では・・・・







の旦那、もう帰って来ないんですかね?」


「元々奴は任務で来たんだ、帰ってくるわけねぇだろ。」





煙草の煙と共に、土方が言葉を吐き出す。





「だが、君のお母さんの死に顔・・・・
どこか満足そうな顔 してたな・・・


「今まで人の死に顔は嫌って程見てきたが、
あんなのは 初めてだったな・・・」


「局長ぉぉぉぉ!大変です!!」







しんみりとした空気を割って、廊下から慌てたように
山崎が駆け込んできた。







「うるっせぇよ、何かあったか山崎?」


「テメェ ちょっとは空気読めよ
ラケットと土方と一緒に沈めるぜぃ


「ドサクサに紛れて俺も沈めんなァァ!」


「喧嘩してる場合じゃないんですって、
の旦那が 江戸に帰ってきたんですよ!!」


「「「何ぃぃぃ!!?」」」





立ち上がる三人に 若干引きつつ





「しかも、『迷惑かけた分、新撰組強化や
隊士の給料の足しにしてくれ』ってこれを!!」





山崎は廊下の方へ置いてあったジュラルミンケースを
部屋の中へと運び込む。







二つのケースの中を開けると、中には札束がみっしり





ど、どこから出たんだ!?こんな大金!!」


「・・・驚れぇた どうやら全部本物みたいですぜぃ」


「まあ、何はともあれ君の好意を受け取るとしよう
そうと決まれば早速お妙さんのプレゼントを買いに」


「「「組織のトップが公私混同すんなァァァ!!」」」







三人はためらい無く近藤に回し蹴りをお見舞いした。









一方、攘夷志士会合所では 桂を囲んで
志士達が悲しげなムードを漂わせていた。







さん・・・もう帰って来ないんですかね?」


「済んだ事をいつまでも引きずるのは見苦しいぞ
元々任務でここに来たんだ、仕方あるまい。」


「桂さんは・・・・やっぱりあの人を攘夷志士に?」





首を縦に振り 桂は真剣な面持ちで





「ああ、彼なら無為な血を流す事無く、天人を
江戸から追いやることが出来たであろう・・・」







襖を勢いよく開け、エリザベスが半身と立て札を乗り出す。







『桂さん!!大変だ!!』


「エリザベス、何を慌てている。」


さんが・・・・帰って来たんだ!!







その立て札を前に 桂を初めとする全ての志士達が





『何ぃぃぃぃぃ!!!』





と叫んで立ち上がる。







『しかも、"攘夷志士のみんなにたまには
うまいもの食わせてあげてくれ"ってこんな大金を!!』





もう半身を室内に入れたエリザベスの手には
ジュラルミンケースが2つあった。


中身はもちろん みっちり詰まった札束。





「桂さん!!これで攘夷を強化できますよ!!」


「これで天人や真撰組どもも目じゃねぇや!!」


「待たんか!!」







札束を目にし、色めき立つ彼等を
ただ一言で沈黙させ 桂は静かにこう言った。







の心遣いを無駄にする無粋者に大事など
成せるハズも無い・・・皆で一つ 美味い物でも頼もう」


「・・・そうですね、桂さん。」







志士達は 自らの姿を恥じ、そして口々に
何を注文すべきか検討し始めた。





そして桂はそんな彼等の様子を満足げに見やり







・・・・やはりお前は攘夷志士になるべきだ
・・・・俺は 諦めんからな)



未練タラタラな決意を新たにしたという。









「若!!殿が帰ってきましたぞ!!」







柳生家の道場に、重そうにジュラルミンケースを
運んだ東城が 息を切らして入ってきた。







「何っ誠か東城!?


「お引止めしたんですけど 寄る所があるらしく


『たまには女の子らしい格好していいだろう』って
こちらのケースを置いて去られました。」





九兵衛がケースを開けると、中には札束が(略)





「これは、何処からこんな大金が・・・・」


「それはともかく若、これを資金源とし
大量にゴスロリ衣装を」







皆まで言う前に、東城は顔面を蹴り飛ばされた。











舞台は万事屋へと戻り 散々の言い合いの後
お登勢が全ての札束を持って行って







程なくして、卓上の電話が鳴り響く。





「はいこちら万事屋『新ちゃん大変!!』


「ど、どうしたんです 姉上?」


さんが家に来て、
道場復興の足しにしてって大金が!!』


「ええええぇぇぇぇ!?そっちでも!!?」





まさかの展開の連続に 新八は面食らう。





『私は断ったんだけど、迷惑をかけたし
素直に受け取ってくれって・・・・』


「とにかく やりましたね姉上!
これで、道場再開もぐっと近づいて」


『新ちゃんダメでしょ?まずは真っ先に
ストーカー対策を強化しないと


道場に使えぇぇぇぇぇ!!
てゆかこれ以上ウチを」





新八の言葉半ばに、受話器の向こうで
聞き覚えのあるだみ声が微かに届き





『性懲りも無く来やがったなゴリラァァァ!』







叫んだ後、しばらく乱打の音やら悲鳴やら
鳴り響いていたので


顔を引きつらせ 新八は静かに受話器を置いた。







「んー、どうした新八ぃ?」


「いえ・・・なんでもないです・・・・」







開きっぱなしの扉の向こうで お登勢の声が響く。







「おい銀時!
に何かあったら必ず助けてやるんだよ!!」



言われなくても分かってるよクソババァ!


・・・ったく、お節介焼きめ・・・・おい、行くぞ。」


「はい!」


「行くアルよ、定春!」


「ワン!!」





三人と一匹は 万事屋の玄関を潜って外へと出る。













、ホントに良かったの?
大切な遺産なのに・・・・・」


「いや、俺には過ぎたものだ。
他で役立ってくれるならママも本望だろう。」


「ええ、そうね・・・・」







俺達が路地を当ても無く歩いていると、
少し先の物陰に 誰かの気配を感じ取る。







視線を向けると 半身を見せたのはオセロット。





「どうやら気に入ったようだな、ここが・・・・
また会える日を楽しみにしてるぞ・・・・ジャック。」





それだけを呟き、彼は別の路地へと消えていった。









唐突に背後から背中を叩かれ





振り向くと 銀時達がそこに立っていた。







「おーい、!テメェどこのお大尽だよ
お節介もほどほどにしろよコノヤロー」


「銀さん、でも俺は・・・」


「まあ、お前がどーしてもっつーなら
ありがたく受け取らせてもらうけどよ」


あれ 何その態度!?
まだ俺何も言ってないよな!?」





クチャクチャと酢昆布を噛みながら、神楽も言う。





「どうせなら酢昆布1年分が良かったアル。」


「お前も黙れ 酢昆布娘ぇぇぇぇ!!」


「全く、二人ともいい加減にしてくださいよ」





困ったように眉を潜める新八。





「ふふふ・・・相変わらずですね。」


「あ・・・・いえ・・・その・・・


「お、人の女見てなーに赤くなってんだよ?
ナニ妄想膨らましてんだ新ちゃんやーらしー。」


「不潔アル。淫獣アル。
しばらく私に話しかけないで。」


「いい加減にしろよテメェらぁぁぁぁ
ちょっとそこまで来いやぁ!!」






ヤンキー張りに目を向く新八が神楽と
少し離れた場所へ移動し・・・・







「ぎゃあぁぁぁスンマセンスンマセン
メガネだけは許してください調子こきましたァァァ!」






あっけなく神楽に 一方的にボコられていた。









、ホントに良かったのか?
ここに戻ってきて・・・」


「いいんだ・・・俺はまだ弱い。


だからここで強くなって
アメリカを背負えるように 頑張るつもりだ。








銀時が 口の端を歪めて笑みを作る。







「お前がそう決めたんなら、俺ぁ文句は言わねーよ。
ただな これだけは覚えとけ。」


「うん?」


困った事があれば いつでも『万事屋銀ちゃん』に来な。
サービスするぜ。


「・・・・ああ、その時はよろしくな。」







こうして、俺は江戸での生活を再スタートさせた。









そして・・・・月日はもう少し経ち・・・









こちら、これより戌亥大使館の潜入を開始する」


『調子が戻ってきたようだな。慎重にいけよ。』







歩みを進めて数メートルも行かぬ内から





「・・・・・ん?このニオイ・・・・
また奴か!!総員!警戒を強化しろ!!





警備兵が 警戒を厳重にする。







「・・・すまん、大佐。見つかっちゃった。」


『・・・・・・全く・・・・まあいい。
とにかく、敵をやり過ごすんだ。』


「了解。」





通信を切って 一気に建物の間を突っ切るも





「いたぞ!!あそこだ!!」





前から後ろから、警備兵が詰め寄ってくる。







やば!?もう見つかったか!?
・・・・でも、こっちの方も悪くない!!」







俺は 一人そう呟いて、笑った・・・













アメリカを守るため、そして この江戸を守るため
今日も明日も明後日も任務をこなす。







そう、俺はアメリカの兵士





 ・・・・・・・・!







マザーキル作戦編     完








――――――――――――――――――――――――
後書き(退助様サイド)


???「さあ、いよいよ最終回を終え、
ここに『マザーキル作戦編』の終了を宣言します!」


一同『ご拝読ありがとうございました!!』


近藤「しっかし思い返せば ホントに俺
仮装しかしてなかったな・・・」


土方「今回は、マジで総悟に殺られっと思ったわ
っとシャレになんねぇ・・・・」


沖田「かーつらー、そこかー」(バズーカを土方の頭に)


土方「棒読みだテメェ!
俺の頭を吹っ飛ばす気かこの野郎!」


沖田「あーすいやせん土方さん、つい・・・ちっ


土方「舌打ちしやがったな今 上等だ斬るぞコラァ!」


新八「・・・ダメだ ほっとこうあの人達は
でもホント、最後は感動ものでしたね。」


神楽「の母ちゃんも 成仏できたみたいでよかったアル」


銀時「ああ、化けて出たらマジどうしようかと・・・」


???「どんだけ幽霊怖いのアンタ・・・」


高杉「くくく・・・・で、俺の出番あそこだけか?」


???「うわ!!いつの間に背後へ!?」


高杉「いい加減、クセェ芝居は飽き飽きだ。」
???のどてっぱらに刀を挿す


新八「ぎゃあああああああ作者がぁぁぁぁ!!
作者のどてっぱらに穴がぁぁぁぁ!!」



銀時「おおおお落ち着け新八!!
とりあえずタイムマッスィーンを・・・」


桂「お前が落ち着け銀時!
高杉!貴様どういうつもりだ!!」


退助「あーすいませーん、ちょっと野暮用で
遅れましたー・・・って何?この空気」


一同『へっ?』


高杉「まだわからねえか?こいつの正体が・・・」
(???にかかっている布を取る)


オウム「オハヨウ、オハヨウ。」


新八「あ、これって・・・・・」


銀時「あの時のオウムか・・・?」


オウム「ソノトーリ、野暮用デイナカッタ
作者ノタメニ代理デ後書キヲ代理シタンダ。」


新八「いやいやいや、ちょっと無茶ありません?」


オウム「ソンナノ関係ネー!
モウオ前ラトハヤッテイケネーヨ カイサーン!」
(飛んでいった)


銀時「・・・結局 なんだったんだ?」


新八「さ、さあ・・・」


高杉「それよりよぉ・・・後半はとんと
俺と奴の絡みがなかったが、どうする気だ?


退助「俺が考えるに、短編などで
出演させようかと計画中でっす。」


銀時「オィオィ、テメェまだ間借りする気か?
本格的に家賃払わねぇとおん出されるぞ。」


退助「お前に言われたくねーよ 万年天パ。」


銀時「んだとコラ!!
つーかお前神楽の人格入ってねーか!?」


退助「偶然です。
では、最後にみんなで改めて・・・・・・」




 様 読んで頂いてありがとうございました!!