鉄橋の上で、俺とリキッドはCQCの応酬を繰り返す。
奴もCQCを取得しており、無論返しもお手の物だ。
が、俺も負けじと受けた攻撃を何回か返してやった。
「ここまでやるとは正直驚いたぞ
あの世にいって死者と特訓でもしたか?兄弟?」
「単に気持ちが切り替わっただけだ。」
「解せぬ・・・お前は私が憎いはずだ。
なのにお前の拳には何も感じられん、なのに何故?」
「俺はあの世でエルザから言われたんだ。
憎しみで戦うなと・・・だからここまで強くなれた!」
「何を言うかと思えば、実にくだらん!
あのような小娘の口車に乗せられおって!!」
その瞬間、リキッドは俺の顔面にパンチしてきた。
「グハ!?」
まともに喰らって体勢を崩した俺の肩をつかみ
奴はみぞおちに膝蹴りを繰り出してきた。
咄嗟に腕でガードするが、衝撃の重さに
早くも防御が崩されそうになる
「あの娘の力はただの占いにすぎん!!」
そのまま蹴りの連打を浴びせられるが、
「占いでもな・・・信じれば叶うんだよ!!」
隙を突いてアッパーをお見舞いし、たたらを踏んだ所で
リキッドの背後に回り 片腕を取って前へ流し
その勢いのまま後頭部をわしづかみして
一気に床へと叩きつけた。
「ゴハ!?」
「終わりだ!!」
起き上がらない内に 俺はとどめの一撃を背骨へ打ち込む。
「ゴハアアアァァァァ!!!」
叫びと共にリキッドはその場に倒れ伏し
身体をピクピクと痙攣させていた。
これで・・・しばらくは立てないだろう。
下で戦っていた兵士も
リキッドの断末魔を聞いた直後、戦闘を停止した。
「やったのか?」
「スゴイ・・・勝ったんですね!さん!!」
「キャッホオ!!」
「あーあ、これでの旦那にも借りができちまったぃ。」
武器を収める銀時達に、俺は鉄橋から降りて
シャゴホットに近寄りつつ言う。
「ぐずぐずするな!すぐにシャゴホットに乗り込め!」
コクピットに入る前にミサイル発射管を全て空けてから
遅れて寄ってきた全員にそこを指し示す。
「ミサイル発射口の弾は今、全部抜いた!
みんなはそこに入ってくれ!!」
「何で俺達がこの穴なんだよ!
人間大砲ならぬ人間ミサイルにする気かコノヤロー!!」
「しねぇよ!いいから早く入れってば!!」
何とか全員が乗り込んだことを確認し
俺はシャゴホットコックピットに入り、
起動を開始した。
外部スピーカーを使い 周囲に呼びかける。
『リキッド・・・・お別れだ。
C4爆弾を仕掛けさせてもらった。
ここにいる兵士はすぐに脱出しろ!!
C4爆弾の巻き添えをくらうぞ!!』
「C4爆弾だと!?」
「逃げるんだ!!」
残っていた兵士達は泡を食ってその場から逃げ出す。
「オィ、爆弾なんざいつの間に仕掛けてたんだよ
俺達ゃ一言も聞いてねーぞ」
「ここに向かう途中と、会話をしている間だ」
「いつの間に!?やるな君!!」
「言われてみれば、記述にないが時折コソコソしてた
僕は厠でも近いのかと思っていたが」
「後付けくせぇぇぇぇぇ!!」
さすがにそれはツッコまないでくれ、新八君。
正直俺もそう思ってるけどさ!
「ジャック!また会おう!!」
オセロットはこちらに向かっていつもの仕草でサインする
『ああ、生きてまた会おう。』
そう返した所でシャゴホットの起動が完了したため
間を置かずに発進した。
第十一話 ロボ同士戦わしときゃ男は食いつく
「わわわっ、け、結構揺れますね・・・」
「当たり前だ 戦車だからな」
「よ!戦車といえどかもしれない運転を心がけろ!
もし地下にモグラの家族がいたら大惨事に」
「戦場にモグラなんかいるかぁぁ!
つかいつのネタ引きずってんだ いい加減にしろヅラぁ!!」
「ヅラじゃない!桂だ!!・・・・・・・あ。」
あーあ・・・ついに言っちゃった・・・・・
真撰組の三人の視線が 一斉に桂さんに集まる。
「なんだとぉ!お前、桂だったのか!?」
「ただの海賊船長じゃねぇと思っていたが、
まさか桂だったとはな!!」
「バレた今が運のつきでぃ!死ねカーツラぁぁ!!」
有り得ない会話が続き、沖田はバズーカの引き金に指を
「何しようとしてんの沖田さぁぁぁん!!」
「逆に奇跡だよ!もうちょっと気付けよ!
ていうか沖田君、それどこから出したの!!」
お陰で上へ下への騒ぎになった。
・・・そもそも、かもしれない運転って何だよ?
兵器棟が爆発し 建物が衝撃に耐え切れず崩壊を起こす。
これでリキッドも終わりだ・・・
しかしその考えは、次の瞬間にあっけなく覆された。
『ジャアァァァック!!』
奴の叫びが響き渡り、崩れ落ちた兵器棟の残骸を弾き飛ばし
新型のメタルギアが姿を現した!
「何だ!?あれ!?」
「新型が起動したか・・・」
「カニもどきのクセに生意気アル!
悔しかったらお座りとかチンチンとかしてみろよ!!」
「銀さんのデマカセ真に受けてるぅぅぅ!
つーかそれだと犬でしょ神楽ちゃん!!」
その時、大佐から無線が来た
『ジャック!!大変なことが分かったぞ
そのメタルギアは天人の技術を使ったものだ!!』
「何だと!?
リキッドは天人とコンタクトを取ってたのか!?」
『ああ、しかもあの春雨が関っている。』
「な・・・春雨だと!まさか高杉の奴が・・・!?」
桂が驚いたように口走るが、俺はさして驚きはしない。
薄々 そんな気はしていた。
紅桜の件で懲りず、こんな所にまで関わってくるとは・・・
銀時も納得したように首を一つ振る。
「あれで江戸を焼け野原にするつもりだったんだろ
アイツのやりそうなこった。」
「チッ・・・高杉の野郎、一枚噛んでやがったのか。」
「逐一ムカつくぜぃ、どうです土方さん
ここは腹いせに桂を焼け野原にするってなぁ」
「だからそんなことしてる場合じゃ
ないですって沖田さん!!」
またもやゴタゴタを繰り返す銀時達を無視して
大佐が報告を続ける。
『そのメタルギアはRAYといって
対メタルギア用に開発されたものだ!』
「・・・何でそこまで知っている?」
問いかけに、大佐は急激に言葉を詰まらせた。
『あ・・・いや、それは・・・・』
「全く、またメリルか?」
『申し訳ない・・・実はメリルも潜入させていたのだ。』
メリルとは、シャドーモセス島事件で同行した大佐の娘だ。
もっとも本人は大佐を親と認めてはいないが・・・
彼女の腕はFOXをはるかに凌ぎ、
常に危険な任務をこなしている。
どうしてるか分からなかったが・・・
まさかここに潜入していたとは
「にしても何処にもいなかったけど?」
『それはそうだ。情報収集だけで帰還させたからな。』
「結局全部知ってたわけね、度し難い。」
不機嫌さを露わにするに、どこか
侘びを含んだ声で大佐がしゃべる。
『そういうな。ともかく今はそのRAYを止めることを優先しろ。
それでは脱出もままならない。』
「そうだな。だがシャゴホットじゃ火力不足だ。」
『奪われたREXを使え どこかに隠されているはずだ。』
そう言えば、奪取されたREXもこの島にあるんだったな
大佐の通信はそこで終わった。
「とはいってもな・・・・
誰か、兵器倉庫らしい場所を見た奴はいないか?」
呼びかけに しかし返ってきたのは否定的な答えばかり
「僕等はずっと森林だけでしたからね・・・」
「ああ、森にあんなヘンな機械みたいなのはなかったな」
新八・近藤のルートには無いようだな。
「ゴメンなさい、注意は払ってたんだけど・・・」
「気にするな」
「そうよ 捕まってただけの私達に頼ろうなんて
おこがましいことを言いませんよ、ね?さん」
お妙さんの言葉の節々にとげがあるように
感じるのは、気のせい・・・じゃないだろうな
「あ、ああ勿論だとも 他に兵器の倉庫らしき場所を
知っている人はいないか?」
「倉庫ならさっきが壊したネ。」
「僕も見たぞ。」
「お前らに聞いてねぇぇぇ!
真っ先に要塞に向かった奴等が言うな!!」
神楽と九兵衛は放って置いて、残った真撰組コンビに訪ねる
「悪ぃな、俺の方は変な箱を見つけただけだ。」
「そうですねぃ、土方さんそれの爆発喰らっても
死にやせんでしたからねぃ・・・・・・チッ。」
「本気で三途に送んぞ総悟ぉぉぉぉ!!!」
爆発する箱って・・・クレイモアかよ!
アレの直撃に耐えられるなんて、つくづく
この人も普通じゃねぇな
残るは銀時と桂のみ・・・これじゃ期待できそうに
「あ、それっぽいのなら俺見たかも。」
「マジで!?桂さんっそれ何処!?」
「こーガーッと行って 坂登って
ちょい右に行けば着くと思うが?」
「何そのテキトーな説明!小学生かよ!!」
確かにかなりアバウトな説明だ・・・だが
今はそれに賭けるしかない!
「よし、今からそこに向かうから案内頼む!」
俺は方向を変え、桂さんの指示の元
倉庫があるかもしれない場所に向かう。
しかし、RAYの機動力は高く、
すぐにシャゴホットに追いついてきた。
『ジャアァァァック!!
まだだ!!まだ終わっていない!!』
「しつこいネ!これでも喰らえクソオヤジぃぃ!!」
神楽が傘の機銃を撃ち、応戦するが
効いている感じがしない。
『無駄だ!!このメタルギアの能力に
今の地球の技術では敵うものなどいない!!』
吼えて、リキッドもRAYの機関銃を使ってくる。
まずい!下手な所に当たれば
乗っかっているみんなが危険だ!
「みんな!振り落とされるな!!」
それだけ言って、機体を大きく旋回させ
弾丸を紙一重の所で避けている所に 唐突に無線が入る。
『ジャック!聞こえる!?そこを真っ直ぐ進めば
REXが収められてる倉庫に着くわ!!』
「エヴァ!?今まで何処に!?」
『WIGの脱出準備よ!!
それにビッグ・ママとの話も!!』
「ママと!?何故だ!?」
『今はリキッドを止めることに集中して!!
口が開いた時に攻撃するのよ!!』
矢継ぎ早な通信が終わると、間髪入れず神楽に呼びかける。
「聞こえたか!!口が開いたらそこに攻撃しろ!!」
「アイアイサー!!」
『死ねえ!!!時代遅れの侍共!!!!』
リキッドはRAYの口を開き、攻撃を仕掛けてくる。
そこに神楽の傘が火を噴き RAYは雄たけびをあげて怯む。
『おのれ!!水噴射口を攻撃するとは!!』
「オィィ、何だよあれ!何今の叫び声!!
ホントに機械か?」
「メタルギアは内部の機械音が動物の声に似てるんだよ!」
と、そうこう言ってる内にRAYをまいて
倉庫にたどり着き 俺達はシャゴホットから降りた。
「着いた!!ここにREXが・・・」
「フハハハほらみろ、俺の言葉は正しかった!
よこの恩は攘夷浪士に」
「うぜぇんだよヅラァァァァァァ!」
銀時の飛び蹴りをモロに喰らって桂さんは悲鳴をあげた。
「、急いで!」
「わかっている みんな、待っていてくれ!」
俺はコクピットから降りてREXの格納庫へ急ぐ。
情報通り、メタルギアはそこにあった。
あの時俺が破壊したものと全く同じに造られているようだ
『ジャック、聞こえるかい?』
「オタコンか。」
『コックピットに乗って!すぐに起動させるんだ!』
「わかった。」
無線からオタコンの説明が聞こえる。
『そのREXは核ミサイル発射機能が外されてる分
機動力が上がっている。
装備の最先端のものを使っているから
RAYには引けは取らないはずだ!』
このメタルギアには、オタコンとグラーニン・・・
ソ連の兵器開発の権威だった男の意思がこもっている。
シャゴホット製作の前にREXの設計をしていたが
生前にその功績を認められることは無いと知っていたのか
ウォルギンに殺される前に オタコンの父親に
設計書を託していた。
『ジャック RAYになんか負けるな!』
「当たり前だ!お前とグラーニンの意思が
込められたメタルギアだ!絶対勝ってやるさ!」
俺はコクピットに入り、起動を開始した。
頼む・・・奴が来る前に間に合ってくれ!
一方外では・・・
「大丈夫でしょうか・・・さん・・」
「アイツがそう簡単にどうにかなるタマかよ
ほーら お客さんがもうご到着だ。」
メタルギアRAYが倉庫の前にたどり着いていた。
『ジャックを出せ!!そこにいるはずだ!!』
「出せといって出す奴がどこにいる!!」
タンカを切って真撰組トリオが立ちはだかる。
「君の前に俺達が相手をしてやる!
トシ、総悟、死ぬんじゃねーぞ!!」
「アンタもな近藤さん。」
「の旦那に借りを返さねぇと死ねやせんよ!」
『貴様等惰弱な侍なぞ何匹集まろうと―』
リキッドの言葉を遮り、機銃がRAYへ被弾する。
『みんな!!どいて!!』
「ちゃん!駄目!!」
シャゴホットに乗ったが 三人や止める妙を
押しのけてリキッドと対峙する。
『これ以上、を傷つけることは、許さない!!』
『いいだろう!!なら貴様から消してやる!!』
発射されるミサイルを、は機銃で迎撃する。
「援護する!!」
一瞬の隙を縫って、ヌルが突貫をかけ
早業でRAYの機銃を全て破壊した。
『おのれ、小賢しいハエが!!』
リキッドがRAYの尻尾でヌルを弾き飛ばす。
「ぐわあ!!」
『ヌル!よくも!!
うわあああああああああああああ!!!!』
がシャゴホットで体当たりを仕掛けるも
『甘いわ!!』
RAYの水圧カッターで
その車体は真っ二つに切り裂かれた。
「きゃああ!!」
悲鳴を上げて、がコクピットから放り出される。
「ちゃん!!」
「まずい!!」
銀時が救出しようと駆けるが RAYの尻尾が
地面を砕き、その衝撃で吹き飛ばされる。
「銀さん!!」
「銀ちゃん!!」
『手こずらせおって・・・終わりだ!!
下等な侍共!!!』
リキッドは水圧カッターで全てを薙ぎ払おうとし―
轟音と共に飛来した弾丸が直撃し、RAYは横転した。
『な、何!?』
飛び来た弾丸の元を辿ると、そこに立っていたのは
・・・・・メタルギアREXだった
『おのれ!何故REXがこんな場所に!!』
吐き捨てるリキッドを無視し、が呼びかける。
『!!無事か!!』
「!」
倉庫から出ると、そこにあったのはRAYだけでなく
真っ二つになったシャゴホット
その横に、倒れ伏すの姿があった。
状況が飲み込めなかったが 抜き差しならぬ事態に
とりあえず奴へ一発お見舞いした
「何故シャゴホットのそばに・・・・まさか!?」
『そうよ!ちゃんはそれに乗って
あなたの為に戦っていたのよ!』
「何だって!?なんて無茶を!!」
はよろよろと身を起こし、
『だって、私・・・
守られてばかりじゃ駄目だと思って・・・・』
「・・・・そうか 待たせて本当にすまない
ありがとう・・・ローズ。」
『・・・ジャック!!』
俺達は本来の呼び名で 互いを呼び合う。
「あれが、さんが言っていたメタルギアREX
何ていうか・・・もう僕等の想像を超えてるよ。」
「これもカニっぽいネ、二つ揃うと流石にダセェアル。」
「足つけるなら腕もつけろっつーの。
エラい人にはわからんってか?」
「銀さんそのネタまずいって!!!!」
「うるさいネ、ダメガネ。
お前も似たようなの乗ってたくせに。」
「Vか!?Vの事は言うなァァ!!」
いくらスポンサーが同じだからって、怒られても知らないぞ。
「起動したか・・・REXが。」
額から血を流したヌルが呟く。
そうか・・・お前も戦ってくれていたのか、すまない。
RAYの巨体をようやく立ち上がらせ、リキッドは言う。
『まさかもう一体メタルギアがあるとはな!
だが、所詮REXは欠陥品!RAYには敵うまい!!』
「そんな事、やってみない内にわかるものか!」
俺はREXを走らせ、RAYに近づく。
思ったより速度があって 自分でも驚く
『何ぃ!?こんなに素早いとは!』
距離と取ろうとするRAYの動きよりも早く
「うおおおおおおおおお!!!」
俺はREXの脚で蹴りを食らわせ、
再びその巨体を横転させた。
『くっ・・・何故だ!!何故欠陥品にここまでの力が!?』
「お前は知らないだろうがな、コイツには設計した
グラーニンや誠意を込めて作り上げたCIA・・・
みんなの想いがこもっているんだよ!!」
『この期に及んで まだそんなくだらぬ戯言を!!』
再び立ち上がるRAYをおしとどめ、俺は
銀時達に呼びかけた。
『ここは俺に任せろ!みんなはこのままそこから
湖へ行ってエヴァと合流してくれ!!』
「でもっ、さんは!」
『決着をつけたら 後から行く!だから早く!!』
ヌルが先頭に立ち、ローズをお妙さんと九兵衛が支えて
みんなは湖へと向かっていく。
銀時がその場で立ち止まり 俺の方へ目を向ける。
「!死ぬんじゃねーぞ・・・絶対ぇな。」
『ああ、分かっているさ 銀さん。』
フッと笑い 銀時はみんなと共に湖へと進んで行った。
『ズイブンと簡単な別れだな、
これが貴様にとって最後の別れになるというのに』
『それは負けた時の話だ。俺は必ず勝つ!!』
『フン・・・いいだろう!
歴史に残る最初で最後のメタルギア同士の戦いだ!!
存分に楽しもうではないか!!兄弟!』
『ああ!お前と最後の決着をつけてやる!
行くぞ!!REX!!!』
二体のメタルギアが雄たけびを上げ、決闘の狼煙は上がる。
果たして勝つのはリキッドか?それともジャックか?
采配は天が握っている・・・
――――――――――――――――――――――――
後書き(退助様サイド)
???「っしゃあ!ついにここまで漕ぎ着けました。
REX対RAYの戦い・・・く〜、長かった!」
銀時「うぉぉい!結局俺の活躍ねぇじゃん!!
銀さん折角イチゴ牛乳抜いたってーのに!!」
新八「ホントに抜いたのかよアンタ!」
神楽「いい加減乳離れしろよ このダメ天パ。」
新八「神楽ちゃんんん!!
頼むから女の子がそんなこと言わないでぇぇ!!」
土方「つうかよぉ、無線の奴等といい
爆弾の件といいマジで都合良過ぎだろ」
沖田「チッ・・・知ってたら桂と土方を置き去りにして
爆死させられたのに」
土方「上等だゴラァ斬るぞ!」
???「あーもうホント君等こっちでもケンカするよね」
近藤「くそう!お妙さんの前で格好いい俺の姿を
見せようと思ってたのに!」
妙「ホント、今すぐあのデカブツに踏まれて
死んで来いよゴリラ」
???「黒っお妙さん黒っ!さんへ見せた
優しさをせめて一ミリだけでも分けたげて」
九兵衛「僕は穴じゃなく突起に捕まりた」
???「頼むからそれ以上言わない方向で!」
桂「しかし大丈夫なのかは・・・アレは高杉が
噛んでる代物ゆえ、そう易々といくとは思えんが」
???「もちろん、だってここで負けたら
・・・・・・あ。」
新八「何!?何言いかけたの!?」
銀時「オーイ、ネタバレはよしてくれよ。」
???「ああ、ついうっかり・・・・
大丈夫、全然予想はつかないだろうから。」