「No'n Future A」の世界観等の設定




オリジナル小説での長編ストーリー「No'n Future A」について
世界観等を色々説明させていただきます


結構無茶な設定で やたらと長いですが、お付き合いお願いします







「No'n Future A」の世界


「No'n Future A」の舞台である世界 「ラノダムーク」は
現代の世界とは別の 異世界として存在する場所という設定


イメージとしては 中世ヨーロッパをベースとした世界で
剣や魔法が日常として執り行われている




昔は"赫眼(セキガン)の覇王"という怪物達を指揮する 恐怖の存在がいたが
神器を持った勇者に滅ぼされ 今は伝説上の存在としてのみ語られている


しかし、覇王が滅びてもなお怪物達は生き残り 各地で悪さを
していて 現在ではその活動が活発になってきている




怪物ではない特殊な生き物も多く生息してはいるが
人間そっくりな亜種は意外にも少ない


(代表として 猫耳と尻尾を持つ猫獣族(キャッツ)、等)




「ラノダムーク」には全てのあらゆる魔術や幻術など
一つ 或いは複数の術に特化、および精通した者を
"魔術導師(メイストリード)"と総称している


いわば賢者のようなもので 人々の尊敬も高く
自分の術を作り出せる為、志すものは跡を絶たない


しかし普通の魔術師などから魔術導師になる者は

5年に一度の試験で 何千人かの内ほんの一人か二人


更に定期的に術の理論などを提出する為 二つ名を
付けられる魔術導師は5人ほどしかいない




「ラノダムーク」の信仰等


「ラノダムーク」での年や月の暦の概念は基本的に
現代のものと変わらず1年=12ヶ月のサイクルで回っている


遥か創造の時 神のいなかった「ラノダムーク」に異世界の神々が
「ラノダムーク」に様々な祝福や恩恵(一部災いもあったが)を与えた為


その神や神の使いが留まっていた日数をひと月と句切り

神の留まった最初の日を それぞれ祝日としている


(ただし例外として 1/1は、創造の終わった次の年に
少数の人々に秘めたる才能の力を与え 時の概念を広めて去った
才神の日として祝日扱い)




 月  暦  神or神の使いとして現れたもの 恩恵


1月 光使月 ライティストゥー 愛や信仰心や希望、慈悲の心


2月 白神月 スウィードル 聖属性の術、全てを赦す心


3月 地使月 ジュフィトゥー 農作物や道具、建造物の作り方


4月 賢神月 カルティアロス 地属性の術、罪を含む全ての知識


5月 水使月 フォルター 船の作り方や操り方、漁法、泳ぎ方


6月 海神月 ワッサイディン 水属性の術、水の恐ろしさと極意


7月 火使月 マウンティレム 正義などの熱い感情、食物の調理法


8月 料理神月 イーゲルディル 火属性の術、火の取り扱い方


9月 風使月 アクティヴィー 心の制御方、猟法、武器の作り方


10月 戦神月 フィユタルフ 予見や予言などの力、風属性の術


11月 闇使月 ルーニヴル 恐怖などの負の感情、力のもたらす恐ろしさ


12月 剣神月 シェイルサード 剣術や好奇心や勇気、闇属性の術




創造の11月に来るはずだった 闇の神の使いを殺した
ルーニヴルという魔が「ラノダムーク」で30日間暴れまわっていた


が 31日目にやって来た闇の神がルーニヴルを滅ぼした為

彼が去る最後の日に 全ての神の恩恵を感謝して祭りを行った


以来 12/31は全ての神への感謝と1年の間に溜まった
負の気を払う為 神々やその使い達(ルーニヴル除く)の
姿をして祝う祭「闇気祓い祭(ルーニヴルアウト)」がある


主に光の神や地の神が一般的に崇められ

闇の神や 時の神、次に紹介する貨幣神等は一部のみの信仰となる




「ラノダムーク」の貨幣


ニャンというコイン(金・銀・銅)で貨幣のやり取りが行われる


繰り上がりは銅十枚→銀一枚となっていて

コインの価値は現代日本円の十分の一である




貨幣の由来は 創造の1年目、8/16辺りにやって来て人々の
作った料理を食いまくり 代わりに貨幣を残して
その用途や製造法を教えた貨幣神(別名食魔神)から


ちなみに貨幣神は10月末に去ったらしく きちんとした伝承は
残っておらず、数少ない伝承に残る偶像はどれも皆

現代で有名な某猫のヌイグルミに酷似しているらしい




「ラノダムーク」の種族


大まかに分けるなら 人間>魔族・魔獣>亜人>精霊・神族
当然それぞれの部類にも地位や貧富など 階級の差はある


亜人は数はともかく、種類は五種に分けられ

それぞれ人に近いが人ならざる姿をしている


そして能力が一部・あるいは全般的に特化しているため
畏怖や迫害の対象にもなりやすい




・猫獣族(キャッツ)…猫の耳と尻尾 ヒゲなどを持つ種族
脚力と俊敏さ、柔軟性に長けている

天性の人懐っこさはあるが 迫害を受けやすい種族


・鳥獣族(バーズ)…背中に羽をつけているだけの者から
頭が鳥という者までピンキリ 飛翔能力・観察眼が鋭い

冷静かつ従順で 通達人などで世界に溶け込む者もいる


・森樹族(フォレスツ)…殆ど木の姿の者や草の髪・木の根の
ような下半身など植物に関連 動物や自然の事、治療系に明るい

臆病で森などに溶け込むようにして暮らす


・エルフ…言わずと知れた 人に一番近い種族
長寿と知識に富み、人より高い魔力を持つ

温和な性格で 人との交流を避けるように暮らしている


・竜鱗族(ドラグ)…竜のような鱗や姿形の混ざった種族

防御力・攻撃力も高く火も吐け 血に魔力があるため
一番少ない種族、好戦的なものも多い危険種でもある




種族の多さは 鳥獣族>猫獣族>森樹族>エルフ>竜鱗族




魔術銃の"贋作"


勇者の伝説が語り継がれるようになり


魔術導師や実力のある魔導師がこぞって伝説を
この手で解き明かそうと研究に取り組み

創られた魔術銃の贋作が、世界に流通している


それらの色は白銀から適当な単色系
形は本物よりも現代の銃に近い

(ラノダムークでの銃や大砲自体は中世のものと酷似)




今の技術では魔力や思念で弾丸発射 までは行かず


魔力を込めた弾を発射、思念を通じてタイミングで
魔力弾発射、弾丸自体が魔力が込められ
それに別の魔法を注入できる…などのレベル止まり




召喚術や召喚獣・神使の違いについて


…元々 魔物にも覇王が表れる以前から多少の個性があり
頭の善し悪しも力の差も性格の違う個体も存在していた


けれど大半は性悪で、覇王存在時は
ほとんどの魔物が恐怖と悪とで支配されていた




覇王がいなくなってからしばらくの間
魔物達はなりを潜めていたものの


やがて、人間達から隠れて暮らすものや

好き勝手に暴れ回るものなど様々な奴等が現れ


そんな中で自分より強い

あるいは自分が認めた魔導師や魔術導師と
契約する魔物も出て来た…それが召喚獣の成り立ち




また、魔術銃を生み出した魔術導師は
神からその使者や従者を呼ぶ術を伝えられた


昔は七つの神の使者や従者全てを呼ぶ術が存在したが


術者に相応の力が無ければ使えぬのが前提故に

時と共に忘れ去られたものも多く


今では僅かな使者や、従者を呼ぶ術が幾つかあるのみ




上記の通り者達を召喚する術の総称が"召喚術"


ちなみにルデは全部で六体召喚出来る