「ヤクモさん、あたし最近
とスキンシップ取ってるんですけど


あの子中々反応してくれないんですよ〜





上目遣いでオレを見つつ 困った顔をするちゃん





「そうなんだ…それでオレに用って?」


「良ければ……一緒に手伝ってもらえませんか?







ちゃんが真剣に頼み込んだので


特に予定もなく 熱意に負けたオレは、彼女の家に来た









ちゃんとちゃんとのスキンシップって
どんなのだろう?と疑問符を頭に浮かべたが


実際に目の当たりにした光景は―











「ほ〜ら 追っかける追っかける♪





ちゃんが猫じゃらしを ちゃんの前で
小刻みに動かす










…どっかの白虎じゃあるまいし そんなもんに
つられると思ってんのか?」





といいつつも、彼女の目線だけは
そちらに釘付けになっている













既成感ってのは こういうのを言うんだろうか


確か リクとコゲンタもこんなやり取りをやっていたような…







(でも コゲンタはすぐにじゃらしに飛びついてた気がする)













〜「共通点」〜













「我慢は身体に良くないよ〜狐の習性は猫に近いんだし
思い切って遊びなよ〜





と言いながら四方八方に猫じゃらしを動かすちゃん











確かに 狐は犬科だけれど習性は猫に近いらしい
聞いた事はあった、それを裏付けるかのように





断る、俺は猫じゃ ない…っ」







抵抗しつつも猫じゃらしの動きに釣られて
ちゃんは、顔を動かしている











……そう言えば、オレも昔コゲンタとこんな事やってたっけな







コゲンタは嫌がりつつも 猫科の習性のせいか
ついつい釣られて遊んでたけど





それでつい、楽しくなって 疲れさせた事が何度かあった










今思えば 悪い事をしたかもしれない…













「こんな感じで 後一押しなんですよ〜」





ちゃんの声で オレはハッと我に帰った







「ヤクモさんもご一緒に お願いします〜





そう言いながら 彼女がオレに猫じゃらしをもう一つ手渡した





「Σたっ頼む、勘弁してくれ;」









ちゃんが半ば涙目で オレに訴えかける


ついでに 上目遣いでしかも、耳と尾がへにゃっと
下がってたりする











……この子には悪いけど、ちゃんとかが
つい構ったりするのがちょっとわかる気がした





オレは猫じゃらしを手馴れた動きで振り回した





「Σ裏切り者〜〜〜〜〜!!!」


「ほらほら もう我慢しなくていいのよ〜?





ちゃんが言いながらじゃらしの動きを激しくした









「………ニ゛ャーーーーー!!」





ついに我慢が出来なくなったのか
猫じゃらしに思いっきりじゃれ付きにくるちゃん







「やった〜!ありがとうございますヤクモさん!!





まるで 花が咲きそうなほどの笑顔を浮かべるちゃん





「はは…どういたしまして ちゃん







頼られた事に嬉しく思いつつも


ちゃんには
悪い事をしたかな、と少し複雑な気分である










「それにしても は本当に楽しそうですね♪」


「……そうだね」





そういいながら自分も楽しんでるだろうちゃんと
一緒になって 猫じゃらしを夢中で振っていると…





「全く 何やってるのよ二人とも!!





第三者の声に振り向くと さんが後ろから現れた









「「「Σ(さん) どこから!?」」」


オレ達は声をもハモらせて、目の前の相手に問い掛ける









「たまたま符で の事を見守ってたら
二人がこんな事してるから、符で道を作ってきたのよ





さも当たり前のように答える彼女…それは不法侵入じゃ?







「そうなんですか〜で、何のようなんです?」


こちらも 当たり前のように流すちゃん









ちゃんの方を見ると
諦めきったようにため息ついてるし…;











「二人に文句があって来たのよ…二人とも
どうしてにこんな事するの?


……!」







少し怒ったように 言うさんに対して


少しうれしそうにちゃんが彼女を見る





…きっと彼女が嫌がってるとわかって やって来たんだろうな









「「つい楽しくて…ごめんなさいさ」」


オレ達二人は謝ろうとするが、その台詞を遮って







「やるんだったら私も混ぜて頂戴!」


「「「……え?」」」











その言葉に唖然とするオレ達に


さんは毛糸球デジカメをいそいそと取り出しつつ











「二人でとスキンシップ取るなんてずるいわよ〜
私も一緒に遊んでいい?






と満面の笑みで こう言ったのだった















最初に声をかけたのはちゃんだった





「なあんだ あたしてっきりオモチャにしてたから
さんに怒られると思っちゃった〜」







「どうして?ちゃんは
スキンシップを取ってるんでしょ?」


「Σいや ちょっと待て!!」


「ヤクモくんもそうよね?







さんの屈託の無い笑顔に つい





「あ、はい ちゃんに頼まれたんですよ」


と答えてしまった









「ほらやっぱり〜v 意見も一致した所で、
スキンシップを再開しましょ?


さんもこう言ってるし 文句ないよね〜









笑顔でちゃんに近づく二人


正直この状態の二人は 止めようがないと
経験上、何となくわかった











「……ゴメン ちゃん」





小声で呟いて オレも彼女に近寄った













「〜っ 勝手にしろ―――――――っ!!

















この後、オレ達三人を交えた彼女へのスキンシップ(?)
本人がバテるまで続いた








―――――――――――――――――――――――――――――
あとがき(というか楽屋裏)


狐狗狸:この話は某茶のお方からネタを頂きましたが…
書いてみたら「手土産」とあんまり変わらん展開だな〜と、
スイマセンでした(土下座)


ヤクモ:しかしちゃんが
猫みたいな感じになってよかったのか?


狐狗狸:狐は犬科だけど習性が猫に近いから、って事で発祥した
ネタだから そっち自体は気にしてないのよ(ぇ)


ヤクモ:というより さんも用意周到に現れたな…(汗)


狐狗狸:だって彼女もたまに ああ言うスキンシップとってたし(笑)


ヤクモ:しかしちゃんやさんの単体の話と
オレの絡みって微妙な数だよな…
もう少し増やせないか?(小声で)


狐狗狸:…ネタが出たらね
(でも親バカは表じゃ無理/爆)