折角のホワイトデーなんだから積極的に行かないと!





「どうせだったらウチに来てお茶でも飲みませんか!







「え、今から?迷惑じゃないかな…」


「迷惑なんかじゃ全然無いです!!」





口に手を当てて考えるヤクモ様に あたしは畳み掛ける







「それにヤクモさんのお話とか詳しく聞きたいですし!
さぁ、行きましょう?」







ズイッと一歩近づいて更にごり押しした









けれども、ヤクモ様は苦笑しつつ





「気持ちは嬉しいんだけど…オレ
もうそろそろ行かなきゃ、じゃねちゃん







そう言って そそくさと去ってしまった














家に帰ると があたしの顔を見て





「お お帰り
上手くいかなかったんだな、大丈夫か?


「うん……そんなにあたし暗い顔してる?」







あたしの返事に は首を縦に振った











…ごり押ししすぎちゃったなぁ