原作サイドもサイトの方も激動した一年だったし


夏祭りの奇跡をもう一度!




と年明け早々初ストーキング…


いや!これは犯罪じゃない!


お妙さんを自主的にボディーガードするための
ストーキングなのだ!!




とにかくそんな感じで教わった
段ボールステルスを使用し


志村家の縁の下を目指していたトコロ




「安心しろい、しくじっても骨は拾ってやらぁ」


「今回はお主らで行ってくれぬか?私は兄上の」


一人だけ逃げようったって
そうはいかねぇぞ


なんかものものしい雰囲気の三人組を見つける




総悟のヤツ、万事屋と何やろうってんだ…?




「難しいこっちゃねぇだろ?ちょーっと
あのいけすかねぇマヨラーの恥ずかしいトコ
激写してくりゃいい」


「オレらも隙見て土方襲撃すっから
うまくチャンス拾えりゃ楽勝だろぃ?」


どこまで悪意満点の
サブミッションんんんん!?



正月にやっていいネタの範疇
越えてんじゃねーか!







〜上手くいかずとも腐らず
今年もいってみよう!〜








悪い事は言わん、勇気を出して
断るんだちゃん!




「私にはいささか荷が重いと感ずるが」


そう!ガンバって!!




まーた逃げる気かぃ?近頃(オマエ)
土方抹殺付き合い悪いよなぁ〜?」


「早く終わらせりゃ、兄ちゃんと長ーく
正月休み過ごせると思わねぇか?」


「別に断んのは構わねぇぜぃ?兄貴にまで人為的な
災厄が降りかかっちまうかもしれねぇがな」


「逆にこれはチャンスだよ?アイツ一人の犠牲で
兄貴への平和な日々が手に入ると思えば安いだろ」


「…むぅ、致し方なし」




丸め込まれたぁぁ!


脅迫と弱点巧みに使い分けてドSどもが
丸め込んじまったぁぁぁ!





「最初からそう言やいいんだよ
手間取らせやがって」


「道具くらいは貸してやっからちゃんと撮れよ?
一時間で一万な」




にやにやと笑った悪魔どもは、カメラを
かわいそうなおバカの子へと渡し


三人はてんでバラバラな方向に解散する







「エラいもん見ちまった」




普段から襲撃(主に総悟)され慣れちゃいても


正月早々ドSコンビがタッグ組んでたら

いくらトシだってキツいだろ…




とにかく引き返そうとして




「何アルかこの無駄にデカい段ボール」


「こんなトコに
粗大ごみ捨てるなんてメーワクだな」


側でチャイナとガキどもの声が
聞こえたと思った矢先




「定春、踏み潰すヨロシ




重量級の前足が回避不可能な速度で迫っていた




ちゃんじゃないけど
マジで三途の川渡りそうになりました、まる







ともかく気合いで復活し


凶行を未然に止めるべくトシの元へと急ぐオレ


そして首尾よく境内にいたトシを見つけた




…のだがしかし




「おいトシ無事か!」


「どうした近藤さん血相変え…ん?
カチッつったぞアンタの足元で」


駆け寄りざまに何か踏んだっぽい
感触と同時にそう言われ


確認しようとしたら




いきなり、制服が爆発した




「近藤さんんんん!?」


「ぎゃああぁぁ!何これ!?
オレの服がぁぁぁ!!」



身体には傷ひとつなく、服だけが見事に
木っ端微塵になってしまっている




うわっ!何あれー」


「新年早々裸になるとか、警察何やってんだよ」


いやぁぁぁ見ないでぇ!
勲もうお婿行けない!!」


「いーから前隠せ!上着貸してやっからほら」


トシの優しさが半端ない




しかし何で服が…と足元を見れば何かのスイッチ


まさかと思い辺りを見回せば、近くの電柱から

作務衣の裾と三つ編みがちらり




「いたぁぁぁ!!」


うぉっ!?
あんだよ突然デカい声出しやがって」




間違いねぇ、これトシ用の罠だわ


どー言う仕掛けか知らんが踏んでマッパになった
トシをちゃんに撮らせる算段だったんだ


えげつないにも程が…て


「ちょっ、何で顔に上着被せんの!?」


「とりあえず酔っ払いとして
着替えれそうなトコまで引っ張ろうかと」


「今回ばかりは冤罪だよね?
一部始終見てたよね?」








とにかく腕を引かれて


人目を避け、絵馬の辺りを
通りすぎようとしてた所で




「「悪いチ〇コはいねぇがぁぁぁぁ!!」」


「うぐおわぁぁ!?」


ハデな音とトシの悲鳴が




「ぶげっ!」


な、なんか上からぶつかっ


「覚悟!…ぬあっ!?


「カメラ爆発したぁぁ!」


「自爆ボタンでも押したのかよお前はぁぁ!?」





押さえてる頭の上でちゃんの声や
万事屋の叫びがガンガン響いて




「カメラが壊れちゃしょーがねぇ プランBでぃ」


「って総悟!?
テメェ何し…っどあぁぁぁ!!




痛みが収まり、上着をとって辺りを見てみりゃ




絵馬から血まみれの手と顔出してる万事屋と総悟


無惨に転がるカメラの残骸


木から中途半端な長さで垂れ下がるロープ


そして、倒れてるトシの上にマウントを…

取ろうとして死体落下になった


ちゃんんんん!?」


「あーあーイッちまいやがったか
こらえようのねぇアマっ子でぃ」


「ま、絵面としちゃ十分だろ?今のうちに
撮っと「くそ忙しい新年早々ロクでもねぇこと
しくさってテメェらぁぁ!!」





早速乱闘起こしてるドSとトシから


ちゃん引きずってどうにか退避




この子まで血ノリに白装束って…




どんだけ気合い入れて
弱味激写する気だったんだよアイツらは




「う…ぬ、勲殿?」


「気が付いたかい?なんつーか災難だったねぇ」


全くだ、逆さ吊りで爆発を顔面に受け
おまけに落とされ三途へ」


「もう君厄祓いした方がいいんじゃないかな?」


…遅いのかもしれんけど




「親切痛み入る…」


「あり、どしたの?」




顔反らしちゃって…ん?ほっぺちょっと赤くな


「誠にすまぬが、早く服を着てくれ勲殿」




ああそっか、今オレ


そりゃーうら若いこの子にゃ
ウマ並みのオレの大砲は目の毒だよn




「…近藤さん?
そんな格好で何してらっしゃるの?




オレも厄祓い的な意味で手遅れでした、まる







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あとがき(というか楽屋裏)


狐狗狸:"馬の絵の前でマウントポジション"
させるつもりが失敗した…色々と


沖田:盗み聞きした近藤さんの邪魔と
アイツの機械音痴振りは流石に想定外でさぁ


銀時:だな、せーっかく特注で作らした
服破けボタンも作動させ損だし


土方:無駄なトコに手間かけてねぇで働け!
つーかオレを話に巻き込むんじゃねぇよ!!


狐狗狸:それは本来土方さんがメインで
展開するはずの話だったからしょうが無い


近藤:え゛え゛え゛え゛え゛!?




読んでいただいて ありがとうございます
2014年もよろしくお願いします!