[ヅラに話しかける]
「お前絶対ぇ待ち伏せてたろ
スタンバってたろヅラ」
「ヅラじゃない桂だ
下らぬ邪推はよすがいい」
相変わらずバレバレな変装の桂は
無意味に胸を張る
「まあ撮影と言う目的は同じだが
…負けてられんぞ?」
「あ?何と戦ってんだよ」
「知らんのか?
高杉が今年一番の現場入りしたんだ」
「は!?高杉いんの!?」
「同時上映の
"3Z熱血硬派高杉君〜巨星爆誕〜"
撮影に意気込んでおったな」
その一言で
"ノリノリな学ラン姿の高杉"を想像し
こみ上げる何かを堪えるように
彼は、少女を指す
「あそこに転がってるに
何か心当たりねぇか?」
問いかけに、しばし唸って桂は
"知らない"と答えだ
「だが真選組の連中をあちこちで見たし
きっとヤツらの仕業に違いあるまい」
<HP:||||||||||||||||||>
「つか何かゲージ出たんだけど?
コレ体力ゲージ?」
まさかの…と銀時は考えかけるが
あえて深入りをやめた
[さっちゃんに話しかける]
…べく声をかけるより早く
向こうが一気に寄ってきた
「お困りのようね!そんな時はメガネで
迷いのない私に任せて!ペルソナで」
「ジャンル違ぇだろ」
彼女がいる理由など今更過ぎるので
彼は視界の端の作務衣少女について聞いた
「あそこに転がってるに
何か心当たりねぇか?」
訊ねられ、頬に手を当てて考えた
さっちゃんは言う
「全蔵が大きなヘビみたいな生き物に
屋敷の塀を壊された、って言ってたけど
何か関係あるのかしら?」
<HP:|||||||||||||||>
「いやそれよりゲージの残量減ってね?
気のせい?」
「私はいつだって銀さんに
愛情と興味MAXよ!」
聞いてねーよ、と銀時はやる気なくツッコんだ
[東城に話しかける]
「でお宅は何でいんの?」
「実はこの度の映画の件で、関係者に
大事な交渉をしている最中なんですよ」
柳生家も出資しているのに九兵衞の待遇が
宜しくない、と東城は深く嘆いた
「もっと若に出番を!露出を!
女子らしさとサービスシーンを!」
妄言を無視して彼は問う
「あそこに転がってるに
何か心当たりねぇか?」
言われて東城は
"関係するかは分からないけど"と
気がついた事を口にする
「正月だというのに妙にサイレンが
騒がしくて…何かあったのでしょうか」
<HP:|||>
「何かっつーか、何があったぁぁ!?
見てない間にに一体何があった!?」
「少しサイレンの音量が減れば
プレ…もとい交渉に集中出来るのですが」
ひとりごちる東城の様子よりも
確実に減ったゲージの方が銀時の気を引いた
[倒れた彼女の様子を見る]
はピクリとも動かない
「オレが来た時には
既に倒れてたみたいですよ?」
軽い補足に耳を傾けつつ、彼女の状態を調べる
…一見して傷はないようだ
「(コイツ)一体何やって
三途っちまったワケ?」
問いに山崎や三人は、さぁ?と肩をすくめた