むかしある所に…っていう出だしは古いので


ここはあるド田舎でに変えたいと思います!




「初っ端からやりたい放題かよお前」


「いつも通りじゃん、特に企画ネタでは」




明るく新年に童話をお送りしようって時に


兄弟揃ってシケた顔はダメだよ、ニャハハ!




「…あまりハッチャケ過ぎないでね




…それはどうかな?







〜Pop'n Goddess〜







とにかくあるド田舎 川の側で
木を切っていた兄弟がいました




「斧じゃなく錬金術のが早いってコレ」


「話終わっちゃうからダメだって兄さん」




横着しようとした兄を諫めていたアルは


手を滑らせ斧を川へ落としてしまいました




「どーしよ、あの斧借り物なのに…」




リアルに困ってる辺りで、川の女神登場〜




「君が落としたのは
金と銀とボロの斧のうち、どれかな?」


展開早っ!三つ一辺に出すな!!」




ワク限られてるしテンポよくいかなきゃだよ




「あの…一番最後の鉄製の古い斧です」


「OK!正直なアルには金銀の斧も
プレゼント〜ニャハハ」


「待った、童話だからって
等価交換無視はいただけねーな」


「そーゆう話なんだし仕方ないじゃん」




しかしエドは全く気に入らないご様子




「正直の対価にしても釣り合わ無さ過ぎ
大体川から女神なんてご都合主義なんだよ」




あーもう話が進まないのでトラップ発動!




「兄さーん!」




すぐに沈んだエドを引き上げてクエスチョン




「カッコ良いお兄さんと理知的なお兄さんと
短気な豆…どれが君のお兄さんかな?」


「誰が豆だ!」


「え…うーん」


迷うなよ!テメェ後で覚えてろ!」




兄弟は斧三つだけをお持ち帰りしました







次にやってきたのは、花を落とした大佐




「落とした花はこの三つのうちどーれだ?」




するとニッコリ笑った大佐が私の手を取る




「何のつもりかな?」


「君という可憐な花を連れ出しに来たのさ」







…ナンパ目的で花を落としたようなので




中尉を召還して対処!




「ちょっ、何をしたんだねちゃん!」


「企業秘密で〜す」


「仕事山積みなんですから帰りますよ大佐」







それから次に落ちてきたのは…




あらら、薄いボーナス袋だよ




「これガリノッポさんのでしょ?」


あぁオレのボーナス!
…っていきなり実物渡すんですか!?」


「比較すると可哀想かなって思ってさ」




アレ?何で落ち込むの







「商売道具がー!」




あ、ハゲ軍人さんが泣き叫んでる〜


面白い顔に免じて助け…っとお客だ




 年明け集まんない?
ラストおばはんの料理でパーティー」


「いいね〜仕事終わったら行くから」


「おっと、悪いがオレが先客だエンヴィー」


はぁ?帰んなよセクハラオヤジが」




こっちのが面白い展開に!ニャハハ







「商売道具返して!」




二人のバトルに夢中な女神に


軍人さんはいつまでも届かぬ頼みを
叫んでいましたとさ







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あとがき(というか楽屋裏)


狐狗狸:鋼は金の斧と銀の斧から…って
女神の弾け具合が足んなかったなー


アル:いや、十分過ぎるから


エド:つーか最後仕事放棄してるし


大佐:本当にどうやって中尉を
呼び出したんだあの子は?


狐狗狸:永遠の謎です(笑)


ヨキ:それより私の道具をいい加減
返してくれえぇぇ!




読んでいただいて ありがとうございます
2010年もよろしくお願いします!