放課後の学園で よく起こる事件が一つある












〜「放課後の事件」〜













「リクちゃぁ〜ん待って待ってぇ!


嫌です、勘弁してください」


「お前学年違うだろーが!なんで何時も
リクに絡んでくんだよ!!」



「いいじゃないリクちゃんマサオミちゃん
を応援するぐらい〜コゲンタちゃんは引っ込んでて!







第一学年の生徒・太刀花リクを追い掛け回す
ピンク色の髪と眼をした女生徒









彼女は、BLファンクラブを発足し その中でも





有名生徒、大神マサオミと太刀花リクのカップリングを


強力に支持し 布教等の行動を行う中心人物







神流クラスの第五学年 式神生徒であり、





BLファンクラブ会長の 春灯のである










「恋愛に性別は関係ないわ ときめきが人を輝かせるの!」








を合言葉(否、言い訳)に







学年やクラス構わず格好良い男子生徒を
手当たり次第 捕まえている










それを良く先生に注意されるが 本人に反省の色は全く無く、










放課後になると 必ずと言っていいほど
第一学年のリクの元へと赴き







自分の武器である陰陽リボンで捕獲した後


マサオミの元まで連れて行こうとするのが日課だ













「リクちゃん 大人しくしないと痛い目に会うわよ〜!


「大人しくしてたっていい目には会わないじゃないですか
何でいつも僕にこんなことするんですか!







飛び来るリボンを紙一重の差でかわしながら
問い掛けるリク





はリボンを操りながらニッコリと







「リクちゃんがちゃんとマサオミちゃんと四六時中
イチャイチャしてくれたら こんなことしないもん♪」


「そんな理不尽な答えがあるかあぁぁっ!!」









コゲンタがたまらず叫ぶが、むろん彼女は聞いちゃいない









「もう勘弁してください!!」





リクが符を投げるも、





「うふふ まだまだ符の投げ方が甘いわよリクちゃん」







うまく発動しなかったり


リボンで事前に防がれたりして不発に終わる







「乱暴なの好きじゃないんだけど、
大人しくしないなら仕方ないかなっ!」









言葉とは裏腹に 不吉な笑みを浮かべ







彼女のリボンが大きくうねった











「させるかよっ!!」







リボンがリクに届く一歩手前で





のリボンをコゲンタが掴み、攻撃が止まる









その瞬間





「やあっ!」





リクが投げた闘神符"縛"が 上手い具合に
に張り付いて発動した









「あーん 動けない〜!!







必死にじたばたもがくを見て、


リクは安堵のため息をつくと







「しばらくすれば動けるようになりますから
…それじゃ 僕、帰りますね」


「じゃーな









をその場に残してコゲンタと一緒に帰った










 諦めないんだから―――!!」







の叫びが廊下中にこだました













後日 実技の授業で









「リク また成績が上がったんじゃねぇ?」


「あれ?本当だ…なんでだろ?」







毎度の放課後のこのやりとりが
プラスになっていたりするらしい








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あとがき(というか楽屋裏)


狐狗狸:久々更新で学パラですが…狐やその契約者とかでなく
ってチョイスは書いててどうかと思ったり


コゲンタ:なら書くなっつーの!


狐狗狸:や、でも学パラ書くなら 隠しに行っちゃった
キャラとか出したいし 君らの話も書きたかったから


リク:にしてもどうしてさんの話なんです?
おかげで僕 毎回大変な目に会うんですが


狐狗狸:…だって、他のキャラだと学年違いとかあって
意外と絡みが少ないから すぐ絡めて話が出来るキャラに…


コゲンタ:まー書く気があったってことで
許してもらえりゃ上等だな


リク:確かにね(苦笑)




今回もやっぱりギャグで終わらせました
…次回はもう少し気合入れます


ここまで読んでいただいて ありがとうございました