[†月*日が刺された]







あの日、家へ突撃を決行し
彼女を追い回していた人々は軒並み取り締まられ


襲われたと証言した女性も駆け付けた数人とともに
真選組へと引き渡され 事情聴取を受けていた





「あの時、人が来なかったらアタシどうなってたか…
もうほんっと生きた心地しなかったですぅ」





真っ青な顔をした黒い作務衣の女が


黒い制服のむさい男どもに囲まれた席へ
やや萎縮したように座りながら おどおどと口にする





「相当に恐ろしい目にあったみてぇだな
見るまでもねぇモブヅラに変わってやがるぜ」


「この顔は自前ですぅ」





怯えを含みながらも幼さの残る容姿が三つ編みと相まり
女のしかめっ面をより愛らしく弱々しく見せていて





思わず頬が緩みかけた隊員の一人は


開き気味の瞳孔から放たれた怒気たっぷりのひと睨みを
受け、あわてて姿勢を正す





「まー災難だったな、特別にこのカツ丼土方スペシャル
おごってやるからさっさと元気と情報を出せ」


結構ですぅ、体調管理には気を使う方なのでぇ」


「それで?どういった経緯で彼女を刺したワケ?」





問われて女は潤んだ黒目で か細い声を振り絞って訴え





「無我夢中だったんですぅ!いきなり迫って来られて
抵抗してるうちに、とっさに掴んだ包丁でブスッと」


「こんな風にかぃ?」


無造作に伸ばした沖田の指に鼻の穴を両方とも塞がれ
鼻フック状態で体を持ち上げられていた





「ぎゃああああぁぁぁ!痛い痛い痛いモラハラぁぁ
これ人権問題でしょマネージャー呼んでえぇぇぇ!!」



「ピイピイやかましいねぃ
その調子で全部吐いたらどうでぇ」


「悪いこと言わねーから吐いちゃった方がいいよ?
その人アイドルだろうが将軍だろうがお構いないから」


「な、何にも隠してませんってぇぇ
私ただの新人アイドルだしぃぃぃぃぃいぃっ」


「そーだな、たまたま"総霊未詳"の出版元と
最近契約結んでて原作者の身内に襲われかけただけの
駆け出しアイドルだな」


「そうですぅ ただ仕事帰りに通りかかっただけの…
え、原作者の!?何それっ」


戸惑う女の鼻へ、容赦ない指の力が込められる





「あのバカ女便所のクソ並みに頑固で生き汚なくてねぃ

アンタみたいな脳天とケツの軽いパンピーに
無傷で返り討ちされたってのも、どーも信用できねぇ」





そこへ折よく一人の隊士が現れ 土方へ耳打ちし





「ご苦労…お宅の事務所の確認が取れた
どーやらアンタ、昨日からオフだって?」


「あ、ええとその…それは…」


「答えろぃ質問はすでに拷問に変わって「分かった
言う言うから!言うから降ろしてえぇぇぇぇ」






降ろされた新人アイドルは、"顔が命なのに"
ぼやきながら鼻をさすって席に着く





「何でぃ せっかく売れそうな個性をその間抜け面に
追加してやったんだからもっと喜べよ」


「大きなお世話ですぅー!アタシにはこのかわいい顔と
熟れごろのボディーがありますからぁ」


言いつつわざとらしく強調された胸を見て

確かによりは目立つ、と彼らは内心で同意する





…例の出版社との契約は、関係者らしき人物からの
コンタクトを経て仕事が回ってきたそうで


宣伝活動のため 電話で指定された現場に向かうのが
登録されている彼女らのここ最近のルーチンだったため


今日のそれも、仕事の一環だと思っていたらしい





「電話で呼び出されてぇ、合図したらスタントと
入れ替わってあの路地に行って襲われたって言えって」


「そのスタントってのは顔見知りか?」


知るわけないじゃない
すれ違ったのだって一瞬だったし」





大体同じか少し高いくらいの背丈で


相手の服装と髪型も、指定されたものと同じ
"黒い一本の三つ編み・黒い作務衣"だと女は答える





「怪しいとは思わなかったのか?」


「だっ…だって、公開予定の映画のロケだって
演じきったら次の作品の主役にしてやるってぇ…」





段々と涙声で頼りなげに…いや、涙さえこぼしながら
彼らの眼前で 新人アイドルは潔白を訴える





「あ、アタシは刺してないからね!ホントだから!
…ねぇコレ本当にドッキリとかじゃないの?」


浴びていた返り血の状態から、彼女が
刺していない事など始めから見切っていた


…土方達にとっての問題は


そんなあからさまな嘘を この頭の軽そうな小娘に
吐くよう指示した黒幕の存在





「電話したそいつぁ まさか"須藤"っつールー語で
やたら派手なカッコのヒゲ編集じゃねぇだろうな?」





吸い込まれそうな女の黒い目から 涙が引っ込む





口はそれからずっと閉ざされたままだったが


引いてゆく顔の血の気と 沈黙を守るその姿が
何よりも雄弁に、土方へ答えを教えていた











第十一訓 滑稽な茶番も誰かにとっては大惨事











[真選組 暴動が 起 きて
  あの子が 一般の人、手にかk たて





まわりののいずがうるさい





正当防衛?被害者の逆襲?


正しい市民によって犯罪者が撃退―





 うそだ


うそだ うそだう そだ う だ





うそだうだうそだだう





ぼくがあんなはなしをかいたから?]








入院の知らせを聞き、事件の翌日から

の運ばれた病院へ続々と
見知った顔が駆け付けた





さんは無事なのか!?」





入室するなり開口一番訪ねた九兵衞へ


生気のない ほの白い顔を向けたは億劫そうに
サイドテーブルの上に置かれていた残留品を指し示す





「こ、これは…!」





懐に入っていたであろう信玄袋や中身の槍の柄に残る
どす黒い血痕刃物を受けたらしき痕跡(アト)


他の見舞客同様 九兵衞と妙達に
彼女の受けた仕打ちを悟らせる





…何度か脈が止まりはしたが


適切な処置のおかげか、普段からの悪運か
どうにか蘇生には成功し


はひとまず一命をとりとめていた





ひとまず処置は施しましたが…深い傷が
いくつか多く 後遺症が残らないとも限りません』


重苦しい表情で 担当した医師は言葉を続ける





『ともかく、ご本人の意識が回復し次第
患者さんの今後についてお話ししたいと思います』


『…そうですか』





そこから先の会話はほとんど覚えていないのだ、と
彼はどこか他人事のように語った





ちゃん、まだ目覚めないんですか?」


「ええ…
本当皆さんにご迷惑かけちゃって申し訳ないです」





点滴を繋がれ 目を閉じて横たわる少女も
彼女らはもちろん心配していたのだけれども





「頭の包帯が取れたのに、身体にこんなに巻いちゃって
…意識と一緒に新たなフェチに目覚めちゃダメだよ?」





同じくらい、虚ろな緑眼で
語りかける彼女の兄も気がかりだった





さん、相当応えてるみたいね…やっぱり
スナックで待たずに迎えに行ってあげるべきだったわ」


「それを言うなら僕にも責任がある、あの時無理にでも
柳生家で保護を申し出ていればこんな事には…!」


お二人とも ご自分をそこまで責めないでください
あの時はあれが出来うる限りの最善の策だったのです」





顔を歪ませ悔いる九兵衞の肩を東城がそっと抱き


間髪入れずに東城は 病院の壁へと叩き付けられた







あの一件でが刺され、更にその場にいた暴徒達が
全員取り締まられたからか


以降目立った事件は起こってはいない





…が、人の口に戸は立てられぬとはよく言ったもので





返り討ちされた通り魔が入院してるって本当?」


"犯人説"がいまだに根強く残っている為
病院の周辺を嗅ぎ回る者達が後を絶たず


当然ながら病院側も患者を護るべく対応するが


それでも手が回らず入り込んで来ようとする記者や
野次馬、顔を覗こうとする患者なども少なくなく





「ダメだダメだぜんっぜんダメだぜ!」





そういった手合いの人間を 彼女から遠ざける傍ら


見舞客や顔見知り達は、巷にいまだ蔓延るウワサに対し
いい加減腹に据えかねつつあった





「あらあら、あんまり暴れちゃダメよぉ坊や?」


「だってあのオヤジを悪いヤツだって
ケータイで広めよーとしてたんだぜ!」


鼻息荒く スーツ姿の金髪の男

踏みつぶした電子機器と
立ち去って行った中年の背を睨む





を悪モンあつかいしよーとするヤツは
オレらが絶対ゆるさねぇよ!なぁイワン!!


『うん!ケイイチ君もボクも、おかーさんたちも…
みんなさんの味方です!!』


「んまぁ若いのに頼もしいナイトだこと」


ニッコリと"少年二人"へ微笑みかけた西郷だったが


室内へと振り返り、すぐにその面持ちを曇らせる





時間と身体が許す限り


片時も妹の側を離れようとしないの方が
よほど患者らしいやつれ方をしていたからである





「それよりちゃん アンタちゃんとご飯食べてる?」


「食べてますよ…ちょっと食欲がなくて」


ウソおっしゃい、いいからちゃんと食べときなさい
でないとちゃんが起きた時に心配するでしょうが」





言いながら西郷が半ば無理やりおにぎりを押し付けるが


彼は、ほんの二口しか口をつけなかった









[ 月 日 : 今日も妹は目を覚まさない


傷口が深いとか、危険な状態とか医者は言うけど


どーせ死にかけてもいつもみたいに
けろっとした無表情で復活するに決まってる





言いたい事とかお説教したい事が山ほどあるんだから


心配ばっかりかけてないで、早く起きなさいよ]








病室の扉を開いた先にあった光景に
土方は 露骨なまでに目を見開いていた





寝台に横たわる血の気のない少女


目を閉じ、身じろぎ一つせず
呼吸すら聞き取れない彼女の顔を覆うのは





大きな大きな…くさやの干物





「これでも反応ねぇとか改めてスゲェなコイツ」


「次はタコいってみるネ!」


「いや、タコはやめようって 流石に窒息しちゃうし」





眉を二割増しでしかめる土方に構わず


入室したはベッドを囲む万事屋トリオと
妹の顔面に貼り付けられた海産物とを無表情で見つめ


無言のまま 海産物を剥がしてゴミ箱へ捨てる


「おまっ何してんの?食べ物粗末にしちゃいけねーって
ガキの頃教わんなかったのかよ」


「いやテメーらのやってた事も十分食材に対する冒涜だろ
説得力微塵もねーよ、つかメガネはせめて止めろ」


「あまりにも反応がないんでつい意地になっちゃいまして」


「録音した新八の生歌、大音量で流しても起きないし
KYもここまでくりゃ見事なもんアル」


「仮にも重体の患者にする所業じゃねぇぇぇ!!」





そのまま普段と変わらぬ小競り合いが展開されるも


反応を示さず彼は定位置となったベッド横の丸椅子へ
腰かけ、日記を手に取り筆を動かす





横目で見やってから 銀時は声のトーンを落としてささやく





「…で わざわざ容疑者兼被害者の見舞いに来たわりにゃ
ずいぶん身軽そうですねぇ鬼の副長さんよ」


「兄貴(かんけいしゃ)の事情聴取ついでに寄っただけだ」





無論、兄妹への怨恨の線も個別に調査はされているが


新人アイドルの証言によって

彼女と入れ違いに逃げた"実行犯の女"は十中八九
あの出版社…いや編集に繋がっていると断定され


容疑が濃くなった件の編集は任意同行の形で
厳しい取り調べを受けざるを得なくなり


彼と少しでも繋がりのある関係者もまた

情報提供を余儀なくされていた





「けど納得いきませんよ、どうして自分の担当している
作品の評判をわざわざ下げるような事を?」


「自分の担当している作品だからこそ、じゃねぇか?」


「どういう意味アルか」


「よーするに話題作りとして注目を集めんのに
目立つ事件を起こしたんだろ、身代わりも用意してな」





彼の言う"身代わり"はおそらく須藤老人と、あと一人





「本の中身と関係ない広まり方したって売れるワケが…」


「普通はな だが奴さんはやり手だっつー話しな

"作家の妹、凶行の末に刺されて重体"
…刺激的で ワイドショー受けしそうな安い話題だよな」


「そんな下らないネタのせいで、私らも
振り回されたっていうアルか!?」


憤りを隠そうともせず詰め寄る新八や神楽とは裏腹に


言葉を向けられたは微動だにしない





ちっ、と小さく舌打ちをして土方は続ける





「…ともかく奴は容疑を否認し続けてる」


それが本当かどうかは知らねぇが、と前置きをして





「少なくとも事件当初、槍ムスメを付け狙い
刺した下手人がいたのは間違いねぇ」






告げられた言葉は 彼ら三人も辿り着いていた結論だった





「僕らも迂闊でした、まさか相手がさんの動向を
逐一監視して妨害してくるなんて…」





"ASSの会"会長を始めとした人々の協力により


あの暴動の際、SNSなどのツールで

絶えず彼女の逃亡先や目撃情報が
頻繁にリークされていた事が明らかとなり





を追ってたバカの中にいた、あのゴロツキども
誰に雇われたか吐いたアルか?」


「散々絞ったが…全員 顔は合わせてねぇらしい
連絡先もすべてトバシ携帯、念の入ったこった」





その一端を担った者達にも 匿名の依頼で


"生死を問わず 彼女への拉致や暴行"などが
指定されていた事も判明している





「本来なら面会謝絶にしといた方が安全なんだがな
生きている限り、向こうは槍ムスメを狙うだろうし」





室内の筆の音が一瞬止む





「医者も僕らもそう言ったんですが…さんが
"あの子は寝てるだけ、じき起きます"って聞かなくて」


だが彼らとて、真っ向からそれを否定できずにいる





「まー…普段が普段だしな、根気よく待ってりゃ
いつものよーに能面ヅラで起き上がるだろ」


「けど銀ちゃん、今回はちょっと長すぎる気もするヨ」





いくつもの視線を受ける彼女は いまだ眠りの中にいた









[     : が目を覚まさない





お見舞いの人が何かを話しているけど
僕にはどうだってよかった





もう何にもしたくない、妹が起きるまで
考えることすらしたくない





仕事なんてどうでもいい


事件なんて勝手に追っかけていればいい





僕らを 放っておいてくれ]










ちゃ〜ん!オンライン販売の話も
無事まとまって順調に部数が伸びてるYO!!』



容疑をかけられているにもかかわらず
必要以上に能天気な、電話越しの編集の報告も





「…やっぱり目を覚ましませんか?妹さん

この間の彼女の頭の怪我といい、こんな卑劣な犯人に
断固負けちゃいけませんよ先生!



見舞い品を持参して、明るく励ます
若き代理人の呼びかけも





「花の代金は私と全蔵持ちだから気にしなくていいわん
…早いトコ立ち直って、またウチに買い物来なさいよ」


当人達なりに自分と妹を気遣ってくれている

様々な年齢、性別、立場の知人友人達の心遣いさえも





日に日に抜け落ちてゆくの感情を留めてはくれない





小さなため息をつき床に臥す少女を眺め続ける
その面持ちは 美しいながらも暗くかげり


しなやかな白い指先は

機械的に日記のページを埋め続ける







…その行動がもはや日課になりつつあった彼は





「…お前さんもちーこい頃はめんげかったばってん
すっかりケバぁなったもんら」


うっさいクソジジイ、忙しい中見舞いに来ただけ
ありがたいと思いなさぁい?」


「へいへい 身体わやにすなて全蔵に言っとき…」





廊下から聞こえた声の主の片方が、自分達のいる
病室へと赴いていた事に対しても無反応で





「あにはからんや、そこな娘おまはんの妹だったんか」


「…ええ」


「アタシもアンタの書いた本のファンでね
作者に会うん、のっつど楽しみにしてたんよ」


「はあ、そうですか」


勝手に入室してきた患者兼被害者に対しても


ほんの少しの嫌悪感しか抱かず、ほとんど相手の方を
向きもせずに受け答えをしていた







…だがしかし






「本には書いぃた相手のぉおお全てが詰まってるのぉおお!」





さしもの彼も、すぐ側まで歩み寄った老人が

身をくねらせながら奇声を発した事には
仰天せざるを得なかった





「重体患者の前でトチ狂った声出すなんて何のつもり」


「アンタがカマジサーだはんでの 本は好いとうかにゃ?」


「いや質問に答えてください、頭殴られて痴呆が
進行したんですか?てゆうか言語も意味も解りません」



「アタシゃふんと本大好きでね」





質問を投げかけておきながら


相手の返事を、まるで待たずに須藤老人は言葉を続ける





同じ本など一つとしてにゃあ アタシにとって
本はおぜぜを稼ぐ道具であり 長ぁ人生さ寄り添んで
豊かさや、時に教えばくれっとぅ相方さね」





懐かしむように かいつまんで語られたその半生は


貸本屋の家系というのも相まってか
いつだって本と共にあった





本を愛し日がな本を読みふけり、家業を継いで
好んだ本をむしろ好んで人へと貸し歩き


本と自分のような本好きのため国中を行脚していた彼は


だからこそ本を粗末にするものを許せず





「犯人に一言 説教してやんなきゃ
気がすまなかったんだよ」






強い憤りを胸に抱いた須藤老人のくぼんだ瞳は


ずっと…を見続けていた





化けの皮を剥いでやろうと、意気込んで
バレバレな尾行をしていた間も


ひどい傷を負い、入院している今もなお





足りんけど真っ直(つ)ぐで、でらあずましい娘やね
…愛されるんも当然ったい」


好き勝手に語っていた老人が 慈しむような顔で
妹を見つめている事を認識し


ようやく無気力だったの瞳に
久方ぶりの生気が宿る





「悪かったゾラ アンタんトコの妹を
咎人扱いして疑っちまって」


「気になさらないでください…
須藤さんも被害者なんですから」





頭を下げる老人へやんわりと労りの言葉をかけ


…やがて 重く息を吐き出した青年は





「そちらの話を聞かせてくれたんですから
僕の話も、聞いてくれますよね?





ひどく弱々しい いつもの微笑みを浮かべながらも

ちょっとだけ普段通りの態度を取り戻していた








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あとがき(というか楽屋裏)


狐狗狸:深刻な話って本当書きづらい…やっぱり
慣れないサスペンス風味はやるもんじゃないね


神楽:え?これってサスペンスだたアルか?


土方:よしんばサスペンスだとしても 死ぬ死ぬ詐欺
繰り返してる奴を被害者にしてる時点で失敗だろ


銀時:それよかテメーが執筆サボってたせいで
本誌じゃもうゴリラとヅラでてんやわんやしてんぞ


狐狗狸:…いいもん、これ暗殺編の前って時間軸だし
そもそも好き勝手書いてる駄文だし


新八:管理人さん いじけてもスルーされるだけですよ


薫:いつものことだものねぇん


西郷:万年五月病ってなら、アタシがその性根
鍛えなおしてあげようかしら?


狐狗狸:スンマセンでしたこっからやる気出して
この長編完結させますんで勘弁してくださいマダム




次回 はたして犯人は誰なのか…?


様 読んでいただきありがとうございました!