今回のげぇむはステージ内で動き回る
鬼を捕まえる"鬼ごっこ"だ
うろついている鬼は5人…
やたらすばしこいが 逃げる以外に行動手段を持たず、
実はある一定のパターンで動いているようだ
だが ステージの温室が妙に暑いせいで皆は体力を消耗し
鬼を捕まえる事に苦戦していた
そんな中 やたらと涼しい顔で歩き回る
「しかしこの温室本当に暑いな…
俺も自作のクールジェルを使ってなきゃ
とっくにダウンしてたかも」
「…そんな事よりも 早く鬼を見つけましょうよ」
が困ったような顔で、を急かす
「今日はいつにもまして心配性だね 」
「だって、幾ら暑さを防いでも体力の消耗が
半端じゃないもの…きっとココの狙いはそれだよ」
確かに あのねいどだったら、それくらいは
容易に思いつきそうである
けれど、は微笑んで ウェストポーチを指差した
「大丈夫 そんな事もあろうかと、例の物のストックも
たくさん持ってきたから」
〜「嘘吐きへの天罰」〜
「え…あ、あれを!?」
途端にの顔が わかりやすいくらい青ざめる
「…はいらないんだよね?」
の問いかけに 千切れんばかりの勢いで首を振る
「そんなに嫌かな…まぁいいか、そろそろ
喉も渇いてきたし飲もうかな」
そこで立ち止まって はウェストポーチから
ドリンクのビンを取り出した瞬間
が突然 のウェストポーチにある鏡へと引っ込んだ
程なくして、横手の木の陰から金髪の少年が現れる
「ヘイ、ソコの帽子の君!ユーもぷれい屋だろ!!」
フタを開ける手を止めて が少年に視線を移す
「君は 誰?」
あくまで淡白なスタイルを崩さない
「オゥソーリー、ミーもぷれい屋なんだ
ミーは川口幹春、ミックって呼んでよ」
「わかった 俺の名前は 、でいいよ」
ニッコリとお互い友好的に言葉を交わす
…しかし ミックの視線はちらちらと
のドリンクに注がれている
「で さっきの話なんだケド、君もぷれい屋なら
ちょっと頼みたい事があるんダ」
「頼みたい事って なんだい?」
が先を促すと 急にミックが真剣な面持ちになる
「…実はミーは マイシスターと一緒にここに来たんだけど
マイシスターがこのフィールドの暑さで熱射病になっちゃったンダ!」
そういうや否や 両手を合わせてを拝むミック
「頼むよ!
が持ってる飲み物を分けてヨプリーズ!!」
しかし、対するはなにやら浮かない顔のようだ
「ミック君 君の気持ちはわかるんだけど…
このドリンクを飲むのはよした方がいいと思うよ?」
けれど、それで引き下がるミックではない
「オゥ!そんなこと言わずお願いだよ〜どうしても
そのドリンクをマイシスターに分けてほしいんだ!
人助けだと思って 協力してくれよ〜!」
これでもかと言う位 必死で頼み込むミック
正直 よほど勘の鋭い人でなければ
初見でミックの演技を見抜くのは難しいだろう
「そこまで言うならいいけど…後悔しても知らないよ?」
は苦笑交じりに
手に持っていたドリンクのビンをミックに渡す
「最後に忠告するけど 初めてなら一気飲みは
しないほうがいいよ」
しかし、の忠告を聞き流しながら
「イェー!テンキューベリマッチ!
君の恩は一生忘れナイヨ!」
ミックは何度も頭を下げながら と別れた
は彼の背中を見送りながら、ポツリとつぶやく
「…欲しいって一言言えば 妹さんに、なんて
ウソつかなくてもあげたのに」
彼がいなくなったのを見計らって が彼の横に現れる
「…渡しちゃったね」
「仕方ないじゃないか…それに案外
彼も俺の好みをわかってくれるかもよ?」
が心配そうなにそう告げたのと同時に
遠くでミックの悲鳴が聞こえた
…それもそのはず が持っていたのは青汁やゴーヤ、
センブリ茶をベースとした野菜(?)などを自己ブレンドした
「特製健康ジュース☆スペシャル」だったのだから
「ああ やっぱり普通の人じゃ受け付けないんだ
あれはあれで結構おいしいんだけどな」
「……そう感じるのはだけだと思います」
残念そうなに 口を押さえながらが呟いた
「それじゃ〜早めにこの場所から別の場所に移動しようか
鬼を捕まえなきゃいけないし」
「そうですね、さっきの子がやってくるし…」
二人は予想されるであろう対撃を避けるため
鬼を探して その場を後にした
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あとがき(というか楽屋裏)
狐狗狸:そういやの味覚の話とか書いてみたいな〜とか思い
ストーリー筋&対撃ネタとかそっちのけで書いてしまいました
…しかも完全ギャグ(汗)
ミック:てゆうか ミーの役割こんなのばっかりデースカ!
狐狗狸:だって原作でもアニメでも、君は
ずる賢く立ち回るっぽいからね〜この方が書きやすいのさ
ミック:ガッデム…こうなったらいつかに
ギャフンと言わせてヤル!(逃)
狐狗狸:…無理だと思うけどなー(ボソリ/酷)
駄文スイマセンでした…(謝)
次くらいは真面目に対撃ネタとか書きます
様、読んでいただきありがとうございました〜